ヴィーガン家庭の昼食問題!子供の学校での給食にはどう対応する!?

ヴィーガン家庭の子供の学校生活上の壁は給食ですよね。

実はヴィーガンは肉や魚でとっただしも口にすることができない、または口にしないので、日本の給食はかなりハードルが高いと言えます。

日本の学校の給食は子供の成長のために食事から必要な栄養を摂取して、健康を維持すること以外にも

  • 食べることが自然の恩恵の上に成り立っていることを食事を通して感じること
  • 食事について正しい知識を得ること
  • 食料の生産、流通、消費について学ぶこと
  • 各地方の郷土料理を取り入れ、食事を通して伝統を守る

ことなどを給食の定義として、食育に力を入れていますね。

日本の給食の定義とヴィーガンの定義には大きな違いがあるため、ヴィーガンの主義を通す場合には学校側としっかり話し合う必要があります。

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ヴィーガンとは違いますが、最近はアレルギーの子供も多いので学校でも給食で省く食品などには対応しているようです。

最近の子供は、と言いましたが、一昔前の子供たちにはアレルギーなどはなかったのでしょうか。

それとも環境が変わって最近の子供が敏感になったのでしょうか。

不思議ですね。食べるものに困らない近代化した今、食物に過剰反応を起こす子供が増えているのですから。

ですが、食物アレルギーは究極、死の危険性もあるので個別に細やかな対応が必要です。

今、日本では入学する前にアレルギーの有無を申告して、アレルギーがある場合はそのアレルゲンになる食材を提供しないように配慮してくれるそうです。

ヴィーガンはアレルギーとは違うので、対応が可能かどうか学校や教育委員会にまずは相談みるべきです。

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ヴィーガン主義は子供が栄養失調になる!?成長への影響や危険性は?

親がヴィーガンの場合、子供もヴィーガンであるのが自然ですが、

ヴィーガンは卵、乳製品を含め動物性のものは一切口にしないので特に子供の成長に問題がないのか不安ですよね。

もちろん私たちに必要な栄養素は、野菜や植物性の食品で、ある程度摂取することができます。

成長期にある子供の場合は特にカルシウムとたんぱく質が欠かせない栄養素と言えますが、

カルシウムと聞くと日本人が真っ先に思い浮かぶのは牛乳ですよね、またヨーグルトなどの乳製品でしょうか。

ですが、乳製品=動物性食品ですから、ヴィーガンの場合は選択肢になりません。

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カルシウムは大根やパセリにも多く含まれていますが、やはり気軽に摂れるものとしてヴィーガンの人たちは植物性のミルクで、

特にアーモンドミルクや豆乳を代替として積極的に飲んでいるようです。

中にはサプリメントで補う人も多くいるようですが、アーモンドミルクや豆乳には牛乳に負けないくらいのカルシウムが含まれているので、この2つの種類の飲み物で十分なようです。

そして次にタンパク質ですが、大抵の人は”肉料理”を想像するでしょう。

ここで大豆の登場です。

畑の肉と言われるように大豆には植物性のタンパク質がたくさん含まれています。

ちょっと名前を上げただけでも豆腐、納豆、豆乳、おから、きな粉など大豆の加工品は山程ありますね。

これらを見ていくとヴィーガンの家庭の子供が、栄養失調になることはなさそうです。

あえて問題をあげるとすれば味覚の問題でしょうか。

子供の成長期に動物性も植物性も多くの食材を摂ることで栄養はもちろん、味を知ることは大人になってからの人生に大きく影響します。

必要ないと言い切れないこともありませんが、子供のヴィーガンにはやはり賛否両論が激しいようです。

日本ではまだまだ少数派のヴィーガンですが、欧米などではヴィーガン家庭はなんら珍しいことではありません。

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欧米の学校には食堂はあるようですが、みんながみんな同じものを食べるというわけではなく、バイキングのように自分で食べたいものを選ぶというのが主流なので、

食事を家庭でコントロールすることは、それほど難しいことでもないようです。

しかし、何年か前にイタリアで子供が栄養失調で病院に運ばれる事件が起こりました。

その家庭ではその子をヴィーガンとして育てていたのです。

この事件は大きく報道されて、成長過程の子供へのヴィーガン強制は虐待と同じような反響を受けました。

ヴィーガンになる理由は様々です。

動物虐待禁止、環境への配慮からヴィーガンになる人、健康の為など。

大人は自分の意思でその主義を貫くのは可能ですが、子供にはそれができません。

特に学校生活が始まるようになると周りの食生活のギャップに疑問を感じたり悩んだりするかもしれません。

体だけでなく精神面から言っても危険性がない、とは完全には言い切れないのではないでしょうか。

まとめ

食生活が多様化している日本でヴィーガン生活をすることは、食事に対してコントロールできる大人でも難しい面が多々あります。

子供とヴィーガン生活を送るためには栄養面だけでなく、成長の過程で食事について親がどのように考えるかが大事になると言えますね。

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Posted by MIC