伊丹十三の”お葬式”でアボカド醤油の大ファンになった話
フルーツにしょうゆ?
40過ぎても一度もアボカドなんて食べたことがなかった私があの緑色の、野菜なのかフルーツなのかさえ知らなかったアボカドを意識するようになったのは映画の影響。
ある映画の最初のシーンでアボカドを皮ごと包丁で縦半分に切り、中央のでかくて丸い種をとったあとに醤油をそのくぼみに入れて、それから果肉をスプーンですくって食べるシーンがあったのです。
それが不思議に頭に焼き付いて、”おぉ、美味そう、あれ、やってみたい”とそれを真似するためだけにスーパーへ行き、一個200円くらいの値段に”ちょっと高いな”と思いつつアボカドを3つ買って帰ったのです。
”なんでこんな緑色した野菜のようなフルーツと醤油がこんなにマッチするんだろう”と半ば感心しながらもぐもぐと一個丸ごと一気に食べました。それが美味しくて気に入りしばらくその食べ方で何度も食べ続けていたことがあります。
うる覚えだったその映画が何だったか、あとから調べてみると伊丹十三監督の「お葬式」という映画でした。
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でも実は冒頭のそのシーン以外は覚えてなくて、そのうちどんな内容だったのかまた見てみたいと思っているのですが、いつも忘れてしまう。でもアボカドを食べる度にあの映画のことを思い出すんですよね。不思議です。
次にアボカドを意識することになったのが妹がしょっちゅうアボカドを食べたがること。一緒に実家でご飯を食べる時は決まってアボカドを母親に要求して毎回といっていい程よくテーブルに出るようになりました。
母親もどうやらアボカドは好きなようで女性が好きな食べ物なのかとちょっと興味本位で調べてみると、なるほど、どうやら美容にいいようで女性が気にいるはずだと思いました。
まずアボカドは不飽和脂肪酸、ビタミンE、食物繊維など健康や美容にいいらし?(笑 栄養素がかなり含まれているようです。実の薄い緑色も女性受けが良いようですが、その味も人気みたいです。
一般的に男は刺激が強い味が好きで、女性はまろやかな味とか食感が受けるようで、アボカドはまさにまろやかな味で女性に好かれているというわけです。
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アボカドにたまに見るあの白いのは防腐剤?
アボカドを頻繁に食べるようになると出くわすのがアボカドの皮についている白いもの・・・知識がないといったい何なのか、食べても大丈夫なのか心配になるのは当たり前です。この白いものが気になる人はたくさんいるみたいで、ネット上には情報が溢れていました。
もしかして有害なものでは・・と思ったのですが、実際は大丈夫のようです。その白いものは防腐剤がついたまま残ってしまったというものということでした。
どうやらこんにゃくを作るときの凝固剤としても使われているものと同じ防腐剤ということまでわかりました。なので、必ずしも体に害があるものではないようです。
たまに白いものがついていても私は気にせず、週に3回以上は普通に食べていたのです。生で食べる時もあれば夕食に溶き卵と一緒にぶつ切りにしたアボカドをフライパンで炒めて、トマトなどを添えて食べることもあります。
ただ、アボカドは非常にカロリーの高い食べ物なので、余程運動をやられる方は別として、毎日1個は食べない方が良いでしょうね。やっぱり毎日同じものを食べるのはあまり良くないかもと思っています。
私は大抵は行きつけのスーパーでメキシコ産のアボカドを買うのですが、手で触って、やや固めのものを選んでいます。たまに中が黒かったり、赤い斑点や筋のようなものが見られることもありますが一度もお腹を壊したりしたことはないです。
保存方法としては春先までは常温でバナナ等と一緒に冷暗所に置いておきますが、夏の気温が高くなる時期は冷蔵庫の野菜室に入れてます。アボカドはほんとに繊細なフルーツで、バッチリな食べ頃を見極めるのは難しいですが、その分愛おしいんですよね(笑 不思議ですけど。
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アボカドには当たり外れが結構ある
数年前まであまり馴染みのなかった主に南米で収穫されるアボカドは、ここ数年でアボカド専門店ができるほど認知度が上がってきましたね。
でもアボカドは意外に厄介な食べ物で、当たり外れが結構あります。なので買う前にじっくり判別する必要があります。
まずは色。外れを避けたいならカチコチに硬い実を選んで、家で追熟(ついじゅく)させるのが一番無難。冬だと熟すのに4日から一週間くらいかかってしまう時もあるので、前もって計画購入(笑)しなきゃいけない。
次に触った感触、弾力。耳たぶくらいの柔らかさなら固すぎず、柔らかすぎずその日、または次の日には食べられるレベルと言ってもいいと思う。
日本では栽培されてないのが残念だけど、今は中国産のものでメキシコ産より気持ち安く買えるようになったのは嬉しい限り。でもいつかは本場のメキシコでアボカド三昧をしてみたいような気もする今日この頃。
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