献血ダイエット…? 一応”400ml=400kcal”消費らしいけど…さて、どうなんでしょう。
献血がダイエットに取り入れられ始めた?
”献血ダイエット”この言葉が広がり始めたのは2018年の夏くらいだろうと思われます。
シンプルに”献血ダイエット”は、献血をして失った血液のカロリー消費量と、新しく血液を作り出す為の体のエネルギー消費を利用するということです。
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献血者ってみんな健康で顔色のいい人ばかりだと思う
私の周りには定期的に献血をしている人は結構いますが、献血をダイエットの名目でやってる人はまだ聞いたことがありません。でも考えて見ると男女関係なくみんな健康で顔色のいい人たちばかりだなぁとは思います。
とりあえず1ml血を抜くと1カロリー消費の計算と考えられているようなので、最小の量の200mlで、200カロリー消費ということになりますね。
400mlなら400カロリー、これは確かに大きい。
献血は体重によって、献血できる量に制限?があるようですが、成分献血なら最大で600ml献血出来るというから結構すごい。
(成分献血とは採取した血液から、血漿と血小板のみ取り出す方法)
ちなみに早歩きのウォーキングだと1時間で約200カロリーの消費に換算され、普通の速さだど150カロリーくらいだそうです。ご飯でいうと1杯~1杯半くらいですね。
でもやっぱり献血は元々ダイエットという名目ではないですし、一番短い間隔で出来る成分献血でも二週間は間を開けなきゃダメなので、(200ml全血献血なら4週間)日々の積み重ねがものを言う”ダイエット”として利用できるかと言うとちょっと頼りにはなりません(笑
それから献血って誰でも出来るわけじゃなくて、断られる人も結構たくさんいるんですよね。
たとえば薬を服用していたり、風をひいて熱があるなど体調が悪い場合も献血は出来ないですし、ダイエット中で食事制限をしてたりすると、血糖値が低くなってる状態ですから一時的に貧血を起こして気分が悪くなる人も結構いるようです。
もし自分が血を必要としてる側だったら、健康な人の健康な状態の血の方が断然いいにきまってます。
結論としては”献血ダイエット”というのはあまり理に適ったものではないような気がします。
(理に適うとは理屈や道理に合う、ということを指します。)
正しい知識を持った上で社会に貢献する名目で献血をして、ついでにダイエットにも効果があると考えるくらいが妥当なところかもしれませんね。
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献血すると筋トレが出来ない
献血は普通に意義のあるいい事だと思います。でも献血は右と左、両方の腕に針を刺すので、その日1日筋トレが出来ない場合があるのが玉に瑕。
片方は成分のチェックのため、もう片方は実際に輸血用の血液を採取するため。意外と針って太いんだなぁと初めて献血をした時に思ったのは私だけでしょうか。
ともあれ大した傷跡でもないのだけど、献血した後にする腕の筋トレには明らかに力が入らない。
それから全血の400ml献血だと程度の差はあれやっぱり軽い貧血っぽい状態に陥る。なので献血の後は激しい運動はしない方がいいというのはごもっともです。
筋トレは重いダンベルやバーベルなどかなりの負荷をかけるものなので、たかが注射針の小さな傷跡でも結構あぁ傷口開いてるかも~なんて思ってしまう。中には献血後3日間は筋トレしない方がいいという人もいますが、僕の場合は1日休めば十分かなとは思う。
筋トレを普段からしている方が献血するといつものパフォーマンスが出来ないので多少もどかしい思いを感じてしまうこともあるかと思いますが、筋トレの効率や傷口、自分の健康を考えるなら1,2日は筋トレはお預けにした方が良いかもしれませんね。
献血ルームのスタッフからもそのように指導されるので素直に従うのが最も安全効率的。
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献血は美容にいいのか?
献血ダイエットの続きじゃないですけど、献血には美容効果があるとの見方があるようですね。
これは血液を一定量体から抜かれることで、体の中の血液を作る組織が新しい血液を作ろうとして、活発に活動することで新陳代謝が高まって、美容効果にもつながってくるということだと思われます。
流れで考えると、1.血液を作る組織が活発になる ⇒ 2.全身の細胞の働きも影響を受ける ⇒ 3.細胞分裂や細胞自体の働きが良くなる ⇒ 4.肌の細胞の生まれ変わりが早くなる ⇒ 5.肌が献血後に明るくなったり肌荒れが改善される。
こんな感じで効果があるように思います。また、一定量の血液が体から除去されるということは体から一定量の水分がなくなるということなので、献血後はむくみの症状が和らぐことが期待できます。
さらにさらに、献血した後は新しい血液が活発に作られて、その新鮮な血液が全身に送られることで、内臓も今までよりも活発に働いて、消化・吸収がスムーズな状態に変化して、大事な栄養素も体内に取り入れやすくなるなど様々なデトックス効果も期待できるのかもしれません。
以前、”3行日記”という本の著者、名前をど忘れしてしまったのですが、お医者さんの方が人の健康状態って結局 ”血流勝負!” みたいなことを言っていたのを覚えています。
”血液さらさら”がいいっていうのもよく聞きますし、献血で血を出すことでなんらかの美容効果はやっぱりあるのかもしれません。
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