献血はいつからボランティアになった?昔は有償で相場はいくらだったの?
私は献血が大好きで、この20年間で40回程献血をしています。
献血者に対して、お金を払っていた時期というのもありました。 ”売血” といいますが、1969年には完全に禁止されたと記憶しています。
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血液を売買する”血液銀行”が存在した
この”売血”は民間企業で運営されていて”血液銀行”などと呼ばれていました。面白いですね。
相場は1回で5000円ぐらいもらえたそうですが、借金のカタとして、売血をさせられるような事例もあり、反社会的団体(いわゆる暴力団でしょうか)の資金源になるようなこと、
同時に貧しい人が売血で生活費を稼ごうとした結果、定められた献血と献血の間に設けないといけない期間を無視して献血を行い、体調を壊してしまうということも多くあったようです。
”お金”の力はほんと、すごいものです。
また売血制度が完全に廃止された最も主要な要因の一つは、売血を繰り返している人から肝炎ウィルスが広がったことだと言えるでしょう。
エドウィン・ライシャワーというアメリカ大使が日本で刺されてしまった事件で(1964年のこと)日本の病院での手術時、輸血から肝炎に感染したことも日本の政府が”売血”制度により厳しく関与するきっかけなりました。
学生の間で ”売血追放運動” なるものまで勃発したというのですから、血液による感染がかなり蔓延していたことが伺えますね。
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金券も2002年に完全に廃止された
買取制度がなくなった随分後である、今から20年ぐらい前でも横浜で献血をした時に、500円の図書カードやクオカードなどといういわゆる”金券”をもらったこともありましたが、
これも金券ショップでお金に替えるのを目的として献血が利用されるのを防ぐため、と2002年には完全に禁止されたとのこと。
しかし一方で、同じ年の新宿などでは、お金ではなく、アイスやドーナツ、プロ野球の入場券などがもらえたり、ジュースやコーヒーなどが飲み放題になったりしていました。
図書カードもなくなり、献血の場所によっては、潜在や歯磨きセットなどのノベルティ(記念品)に変わっていて、お金は渡せないけれど、それ以外の部分でプレゼントという形で謝礼がもらえました。
今はこの形が主流ですね。血液不足にどう対処するのかというのが日本赤十字の大きな課題のようですが、このノベルティのシステム自体はこのまま継続されるのでしょうか。
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献血する数日前から体調管理をし始める私
献血には賛否両論ありますね。多くは宗教上の理由が挙げらるようですが、個人的には私は献血自体はいいことだと思っています。
献血をすることで誰かのためになれるのはもちろんですが、同時に、血の測定結果から自分の健康状態を把握することができるのは役に立ちます。
健康診断でするような血液検査を無料でしてもらえるのは有り難いです。
私の場合は、定期的に献血をしているので、コレステロール値の変化が定期的に分かるのは本当に助かります。
それ以外にも、定期的に献血をすることで、体の中の悪いものやドロドロの血を外に出し、新しい血を体で作ることで、きれいな血液にすることができるので、体がとても健康な状態になることができると思います。
また、私の場合ですが、献血をしに行こうと決めたら、その数日前から、お酒を控えようと思ったり、早く寝たり、規則正しい生活をしたりしようと思うので、体にもいい習慣にもなっています。
小さいことかもしれませんが、誰かの役に立っていると思うのは励みになりますし、私はAB型なので、普段は変わり者としか思われないような血液型も献血のときには、とても貴重な血液型と思うことができるので、うれしい瞬間でもあります。
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