献血ダイエット期待の効果を頑張って挙げてみるぞ カロリーは確かに消費されている

 

献血ダイエットについて

献血ダイエット。一度くらいこの言葉は耳にしたことがあるでしょうか。調べて見ると「胡散臭い」「効果ない」などネガティブな評価ばかりですが、火のないところに煙はたたぬとも言いますから、きっと誰かが経験したのでしょう。

 

肝心な効き目はあるのでしょうか。

 

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献血は体のエネルギーとも言える”血を抜く”のですから、効果はありそうですよね。車だってガソリンが少なくなればそれだけ重量が減るわけですし。

 

造血(ぞうけつ)でエネルギーを消費する

 

人間の体には出血したあとに、造血(ぞうけつ)といって血を作る働きがあります。そしてこの造血にエネルギーが使われ消費されます。血を失うこと自体エネルギーを失い、そして新しく血を作るのにもカロリーを消費しますから、

 

運動することなく、ご飯を制限することなく、カロリーを消費してるってんで、ダイエットにいいと言われているのでしょう。まぁ減量は極端に言えばカロリーをどれだけ抑えられるかで成果が変わるわけですから、献血がダイエットに繋がると言われれば、そうだなと思います。

 

ですが、このとき体にかかる負荷は一体どれほどのものなのでしょう。

 

日本赤十字社によると、血液の量の12%を献血しても、医学的にはなんら問題ないとのこと。日本での献血では、男女それぞれ体重により献血量が決定する細かい縛りがあるため、200mlもしくは400mlと決まっていますね。

 

また男性は少なくとも45KG以上、女性では40kg以上ないと献血を受けることはできないことになっています。

 

体全体の血液の量は個人の差があるにせよ、男性で体重の約8%、女性では約7%とされているので、単純にみても、多くても全体の血液の11%しか献血していないということになります。ともすれば負荷はあっても、たかが知れているということになりますよね。

 

体重55kgの男性でしたら、血液は体重の8%で4000ml強くらい。

体重48kgの女性でしたら、血液は体重の7%で3500ml強くらい。

そこから約11%くらいの200mlないし、400mlくらいを抜くわけです。

 

医学的に問題ないとされてる血液量ですし、これをダイエットに取り入れてもあまり期待できないというか、考えに入れない方がいいのかもしれません。

献血で痩せたという記事が所々にあるのは血を抜いたことで一時的に体重が減ったことか、あるいは「血を抜かれた・・」という、精神的な問題が原因なのかもしれません。

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献血した後の筋トレって大丈夫?1Lの汗は1kg減量じゃない

 

私は献血をすることと筋トレには直接的な関係はないと思っています。

 

献血をした直後はもちろん激しい運動はしない方がいいとは思いますが、経験から言えば3~4時間にはもう献血をしたことすら忘れていて、普通に筋トレしても大丈夫でしたし、

 

3~4時間も経てば抜いた分の血液やその他の栄養分等は体が必要な分を回復をしていると思うのです。ですが、お礼として後から届く血液検査表は自分の運動・筋トレ習慣にとても役に立ちました。

 

私は運動をすると他の人よりもやたらと汗の量が多いのです。代謝がいい証拠、運動して汗をかいてるってことはたくさんカロリーを消費してるんだとずっと思っていたのですが、実は赤血球の数が多いから、汗をかきやすい体質と判明したのです。

 

そしてさらに、汗の量とカロリーの消費が必ずしも一致しているわけではない、例えば1Lの汗をかいたら1kg減る、というわけではないというのを知るきっかけになりました。

 

今まで考えたことがなかったのです。

 

そう気付かされてから、トレーニングの方法と水分補給の量を変えてみました。

方法を変えたのは検査表が届いた日からだったので献血してからかなり経過した後でした。

その日には効果は実感出来ませんでしたが、それを繰り返すうちにトレーニングの疲労感の残り方が薄れると同時にトレーニングの効率が上がったような気がしました。

 

私は献血後、すぐに筋トレをすることは献血の時の注意書に書いてあるようにやめた方が良いと思いますが、献血と筋トレの関係を考えた時に得たことは大きかったです。

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献血と美容について

 

献血は美容にいいという話を聞きますが、実際のところはどうなのでしょうか。

 

献血することによって血液を減らすと鉄分が減ります。体の中の鉄分が減った状態で活性酸素の発生が減ることにつながるのです。

 

そうした効果により酸化するストレスは軽減され、シミやシワの原因が減ると言われています。血中の鉄分が減ることにより酸素の量が減り抗酸化作用が引き起こされるというのです。

 

こんな風に言われていますが、実際のところ因果関係があるとあまり考えられません。

 

体中の鉄分が血液中にありヘモ鉄と呼ばれる鉄分は赤血球の中のヘモグロビンの中にあるのです。献血は血液を物理的に取り除くのですから、そのヘモグロビンの中の鉄分が減ることは想像できます。

 

ですが鉄分を除いたからといって抗酸化作用が起こるとは考えにくいです。血中の鉄分の効能として酸化作用があるとは言い難いからです。

 

実際のところヘモ鉄にはそのような効果はありませんし、シミやシワの予防につながるとは考えにくいです。鉄分を多く取ることが脂肪の形成に関係しているのであれば、献血することで痩せたりするのでしょうが、その効果もありませんし、鉄分によりシミやシワを形成していることもありませんので、そういった効果も期待できません。

 

ですので献血により直接美容につながるとは考えにくいと思います。

 

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献血とタトゥーの関係って?

 

タトゥーを入れてると献血出来ないと思ってる人って結構いるようです。

 

私にはタトゥーを入れてる友達が何人かいますが、一度だけその中の一人と一緒に献血に行ったことがあります。特に問題なく献血出来てました。

 

当たり前っちゃぁ当たり前ですが、注射針はタトゥーが入ってない場所に刺して献血してました。

 

私よりも書く書類が3枚ほど多かった気がします。

内容については聞かなかったのですが、それでもタトゥーが入ってるからといって献血が出来ない事はないので、献血のスタッフの方に普通に聞いてみると良いと思います。(タトゥーを入れて6ヶ月から1年未満の人は肝炎の感染を防ぐために、断られます。)

タトゥーが腕全体に入っていても皮膚の表面から献血が出来ないだけで、その下の皮膚の奥から血を抜くことは出来るのだと思います。でも奥に針を刺すのはやっぱり普通よりも痛みが伴うようです。

それでもよければ、全然問題なく献血できるはず。

痛みに弱い方はタトゥーが入ったまま輸血しないことをお勧めします。私の友達は、氷で冷やされていました。肌も私より少し腫れが大きかったような感じでした。

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Posted by MIC