献血した日に筋トレしても特に影響を感じたことは経験上なし。でも体の声は聞くべきだと思う。
献血をしてから筋トレをすると、何となく力が入らないとか、いつもの筋トレメニューを終わらせることが出来ないと感じる方は少なくないようですね。
血液を抜いたんだから当然、ちょっと貧血になっているから力が出ないのは当たり前、と思う人も多いでしょう。
でも私自身はこれは気持ちの問題だと思っています。
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その理由は単純に体にはちょっと血液を採られても、すぐに回復する能力が備わっているからです。それに医学的にも全体の血液の量の15%未満なら、献血しても体的にはほとんど問題ないとされていますし。
献血の直後、30分後にすぐ筋トレするのはやっぱり無理があるとは思いますが、3〜4時間後に筋トレして、何か影響があったという経験は私にはありません。
ちょっと力が入らない、なんかすぐ疲れてしまうというのは、一時的に血を抜いたという記憶があるので、その考えが影響を与えているのかもしれません。
病院で採血されていく自分の血を見ていても全然平気な人もいますが、それとは反対に採血をされると気分が悪くなってしまう人、倒れ込んでしまう人もたまにいますね。
このように、献血で血を採られることに何らかの不安や緊張感を感じてしまう人が、献血のあとに筋トレを行うと、やはり心理的な影響が出てしまうのだと思います。
もちろん献血直後ですと体調も安定していない可能性がありますし、どうしても心配なら、自分が大丈夫と思える時間まで筋トレはしないというのは賢い選択ですし、体の声はきちんと聞くべきです。
でも一方で、人って出来ると思えば結構何でも出来ちゃうものです。
筋トレの一つのメニュー1セットをスキップするかしないかは、大抵の場合が筋肉ではなく精神的な部分で決めていると思うのです。
筋トレは積極的に調子が良いと思える時にやるのが一番です。
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献血ダイエットって何?効果あるの?
血液を体内から排出するということは意外かもしれませんが、ダイエットにつながります。
私がここで言う ”ダイエット” というのは ”美容や健康維持の為のアクション” という意味です。
まず一般的な全血の献血の場合、一回で400mlもの血液を体外へ排出します。これによって一時的ではありますがおよそ400gの体重減少となります。
そして献血の際に血液を排出することによって、人体ではその抜かれた血液の代わりに新しい血液を作ろうとします。これを ”造血(ぞうけつ)” といいますが、血液を作るのにももちろんエネルギーは使われますから、カロリーを消費していることになりますね。
また新しい血を作ることは新陳代謝の活性化につながりますし、いわゆるデトックス効果にもなるといわれています。
献血には全血献血200ml・400mlと成分献血の2種類がありますが、ダイエットにおいて最も効果が高いのが全血献血の400mlです。血は1mlの献血で1カロリーの消費と言われていますから、400カロリーの消費ということになりますね。
ランニングで400キロカロリーを消費するなら、時速7キロで1時間くらいは走らないといけません。時速7キロは結構な速さですし、1時間も続けて走るなんてジョギングが習慣化してる人じゃないとムリでしょう。
献血ルームにあるクッキーやアイスクリーム、ソフトドリンクなんかは無料なので、ついついつまんでしまいますが、お茶や水だけでも血液の回復には十分だと言われているのは覚えておいて損はありません。
献血で体重が減るということは望めませんが、誰かの役にたちながら、新しい血が自分の体の中で作られることで新陳代謝が上がれば美容や健康の維持に繋がるわけです。
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献血と美容については?
ダイエットに関連して献血は美容に一定の効果があるとされています。
献血によって血液を排出することで体の中にたまっている老廃物やドロドロになった古い血液を排出することが可能です。
こうした古い血液は血液本来の能力が低下しているものなので排出すると体の機能が向上します。また、献血後は体内の循環血液量が減少した状態になるので体が自然に血液を作ろうと働きます。
そのため体の新陳代謝が活性化して健康になるということも起こります。他にも採血検査の結果が後日わかるということもあり、自身の健康状態が良好かどうかを知る目安にもなってきます。
採血結果の数値が悪ければ日ごろの生活習慣に原因があると分かることもあるので、生活習慣の見直しにつながることがあります。生活習慣が見直されれば食事量や睡眠の質、運動量などを改善することになるので結果的に美容にも効果絶大です。
美容は単に高価な化粧品や保湿クリームで得られるものではないからです。献血を通じて自身の日々の行いを再度確認して美容にもつなげるというのは理にかなっています。献血は他人の医療行為に役立つものですが、自身の健康や美容にも役に立つことといえるでしょう。
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タトゥーを入れてると献血できない?
私の周りにはタトゥーをしている人は居ませんが、最近は日本人でもおしゃれとしてタトゥーを入れてる人はかなり増えてきましたね。
海外では俳優さんやらスポーツプレイヤーやらこれでもかっというくらいぎっしり入れてる人もいますしね。
カジュアルになってきたタトゥーですが、それでも献血する時の知識はまだあまり知られていないようです。
結論から言えばタトゥーを入れたばかりの人は献血することは出来ません。
タトゥーを入れてから半年~1年は献血をしてはいけないという決まりがあります。
なぜなら針によるウイルスの感染を防ぐためです。
タトゥーは針を使ってインクを肌の中に入れていくもの。使い捨ての針を使うタトゥーニスト(彫り師さん)もいますが、同じ針を何人もの人に使う彫り師さんもまだまいるようです。
もちろん殺菌消毒をしているはずですが、何らかの感染リスクのある血液を輸血するわけにはいかないというわけです。
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輸血はだいたい手術の際にされるもので、病気を治療する目的のための輸血で新たな病原菌を体に入れてしまっては元も子もないですよね。献血の大前提は人の命を助けるためのものですし。
しかしながら、タトゥーを入れた人は一生献血できないのかというとそうではありません。
まず先ほどの期間をクリアすること、そして検査をして医師の診断をしてもらうことで献血できるようになることもあります。
血液に異常がなければ大丈夫ということでしょう。
最近は献血する方々が沢山居られるように思えます。
とあるサッカース選手は献血をするためにタトゥーを入れないようにしているそうですね。
いまだ血液は足りていないことが多いそうなので、社会貢献のために献血をしてみてはいかがでしょう。その際は正しい知識を得てから献血に行くことをおすすめいたします。