コピーライティングのコピーって何でコピーが付くんでしょう?

コピーって複製って意味ですよね。
コピーライティングをそのまま日本語に訳すと”複製執筆”です
ちょっとおかしいと思いません?
オリジナルの文章なのに”複製執筆”って呼ばれるんです。
スポンサーリンクコピーライティングって一体何?
コピーライティングは簡単に言うと
読む人の購買意欲を上げて、かつ実際に行動にしてもらうように促す文章を書くこと、の理解でいいと思います。
広告文ってことです。
でもこれがまた奥深い。
本質や行動心理学の理解から、言葉のひねりなど、多少なり技術が必要とされます。
本気で勉強しようと思ったらまぁ範囲が広くて、1日やそこらでわかるものではありません。
でもなんでコピーライティングってコピーって言葉が前に付いてるんでしょうね。コピーライティングのコピーって何なんでしょうね。
コピーライティングが何なのか定義みたいなのはよく見ますが、僕は言葉の意味について知りたくなったのでちょとろっと調べてみました。
コピーの語源はラテン語?フランス語?
読む人の心をつかむために頭の中でひねってひねってひねって書いた文章にはその人の個性が現れますし、独特のものなのでオリジナルなのですが、”複製執筆”の部類に入るなんて違和感マックスです。
あちこち調べていると、コピーというのはフランス語から英語なった説がありました。
フランス語ではcopyのことをcopieと綴ります。
また語源はラテン語という説もありました。
ラテン語ではcopyのことをcopiaeと綴るようです。aが入ってるだけですね
ラテン語の方が古いので、フランス語もこのラテン語から来てる確率が高いかもと思います。
いつも参照するオックスフォードの辞書でも調べてみました。
「コピー」は複製という意味の他に、
「特定の本や記録、出版物の見本」という風に定義されていました。
これは日本語では「原本」という言葉にあたり、「原本」を英語に訳すと
「オリジナル」なんですよねぇ。
不思議な展開になってきました(笑)
コピーライティングという言葉がしっくり理解できない理由
コピーというのは日本語で「写し」とか「複製」なんて意味で使われているからまたここで違和感マックスです。
このコピーの日本語として使われている意味が、コピーライティングという言葉をしっくり出来ない理由です。
どうやら英語圏の方でもこの「コピーライティング」という言葉に違和感を持つ人は結構いるようで、
セールスライティング、広告スローガンと何が違うの?という質問の検索がよく見かけられました。
ちなみに似たような言葉で「キャッチコピー」という言葉がありますが、これは和製カタカナ英語で、英語では「Advertising slogan」(アドバタイジング・スローガン)といいます。
スローガンは日本語では「団体の主義・主張」みたいな感じで捉えられることが多いですが、英語では主に広告に使わることの方が多いようですね。
コピーライティングの呼び名は視点の違い
さて気になっていたコピーライティングのコピーの意味ですが、
「複製コピーされることを前提にして書く文章」
と定義されているようです。
ここで複製されるというのはチラシや新聞など版をつかって複製されて発行されること指します。
なるほど。
コピーライティングという言葉は文章そのものではなくて、
「文章を配る過程」に視点を置いてつけられた呼び名というわけですね。
やっとしっくりしてきました。
コピーライティングからコンテンツライティングへ
時代に応じて新しい文章の書き方も出てきて、最近では「コンテンツライティング」というものが重視される傾向にあります。
コンテンツライティングは一枚チラシや短い単語の組み合わせではなく、主にWEBサイトの中で、「読んでいる人の関心を保持」することを意識して書くことですね。
この「保持する」というのが味噌で、
サイトを訪れる人というのは、「記事のタイトル」をみてクリックしますが、そこから内容を読むというのはまた「別の行動」。
「読んでいる人の関心を保持」することが出来なければ3秒もしないうちに「戻る」ボタンを押されてしまいます。
サイトの中で「読んでいる人の関心を保持する」ことを踏まえた文章の書き方の技術がコンテンツライティングというわけですね。
今はスマホの登場で気軽に誰でも、思いついた時にさくさくっと情報にアクセスできる時代です。世の中情報で溢れかえっていますね。
人の情報の取捨選択のスキルも画然と上がっていると思うので、僕は個人的にはコンテンツライティングに力を入れた方がいいような気がしています。
コピーライティングは僕にとってその言葉自体に違和感があってどうも、なんとも理解しづらい、とっつきにくい言葉だったのですが、違和感は払拭された気分です。
