卒業証書を就職先へコピーして渡す?証書と証明書の違いに注意しよう
学校での勉強の全ての学習課程を終えるとその証として授与される物が卒業証書ですが、
そんな卒業証書ですが調べると卒業証書と卒業証明と言う似た言葉があったり、意外と卒業証書について知らなかったりすることがありました。
今回はそんな卒業証書について掘り下げて勉強してみたいと思います。
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卒業証書を就職先へコピーして渡す?証書と証明書の違いに注意しよう
卒業証書と卒業証明書の違いってご存じでしょうか?
卒業証書が持つ意味として、就職や転職をする際に履歴書を提出すると思いますが、学歴を記載しなければなりません。
その時、企業側から学歴詐称していないかどうか確認するために、卒業証明書の提出を求められる場合があります。
この際に気をつけていただきたいのは卒業証書と卒業証明書というのは一見似た言葉ですが、実は別物だと言うことを覚えておいてください。
卒業証書は卒業式に直接渡されるものですが、卒業証明書というのは卒業後、卒業した学校から卒業した証明として有償で発行してもらう証明書のことです。
送料さえ払えば、遠く離れた地からも取得は可能ですが、直接卒業した学校に行けば送料はかからずに取得出来ます。
基本的に企業に提出を求められる証明書としては義務教育のものは必要なく、高校や大学の卒業証明書の方となります。
しかし、学歴がわかれば問題ないため企業によっては相談すれば卒業証書の方でも受理してもらえる場合もありますので企業の人事などに何が必要が聞いてみる価値はあるでしょう。
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卒業証書が後になって必要なときがある?書類は証明書のほうが重要!
就職や転職の他に卒業証書が必要になるケースとして、社会人になってからの大学への進学の際や国家資格などの資格取得の際があげられます。
この際は卒業証書では受け入れてもらえず、卒業証明書が必要となりますので、大学の進学や資格の取得を検討している方は、早めに卒業証明の取得をしておくことをオススメします。
最近は少子化の影響もあって、学校同士が統合されることがよくありますね。
こういう場合は、公立校であれば統合後の学校の方に保管されているようですが、もし記録がその学校になければ、県の教育課の方に問い合わせれば取得可能です。
ただし、私立の学校だと県の教育課では対応できない場合もあるので、私立の高校や大学の場合は万が一に備えて、取得しておいた方が良いようです。
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卒業証書と学位記の違いとは?学校教育法の改正によって変わった点
卒業証書とは学校での全課程を修了した物に授与される証書のことで、これはまあなんとなくわかりますが、ではそもそも学位記の学位とは何なのでしょうか?
「学位」とは大学や大学院などで一定の教育課程を修了させた人に送られる称号のことです。
その学位の種類として「学士」「修士」「博士」があります。シンプルに分けると:
学士 ⇒ 4年制大学終了
修士 ⇒ 大学院で2年間専門分野の勉強
博士 ⇒ 大学院でさらに3年間専門分野に従事
ちなみにイギリス英語では
学士 ⇒ Bachelor’s Degree バチェラーズ
修士 ⇒ Master’s Degree マスターズ
博士 ⇒ A Doctor of Philosophy 略して「PhD」表記されます。
(博士号はそのまま ピーヘイチディー と発音します。)
博士号を取ると、医者ではありませんが、ドクターと呼ばれます。
つまり、学位記というのは大学などがその学位を授与することを証明した証書となります。
日本では学位記の方はその学位を修了したかどうかを証明する証書なので、結果的にその大学の学位を取得して卒業するのだから、卒業の際に卒業証書と一緒にもらえそうな気がしますが、
どうやら1991年に学校教育法が改正になり、それまでは大学を卒業した人に授与されていたのが「学士の称号」だったのが「学士の学位」と変更されたようなのです。
正直どちらも似たようなニュアンスですが、その学校教育法の改正の際に卒業証書から学位記に変更になったようです。
と言うことで大学では卒業証書ではなく、学位記が卒業の際に授与される形になっているようです。
大概卒業式の時に受け取った後は、物置や押し入れなどにしまったままになっていて邪魔だし、別にもう必要ないから処分してしまおうかとか思ったことありませんかませんか?
そんな卒業証書ですが、眠ったままではなく日の出を見ることがあるかもしませんよ。
今は40歳から大学に行く人もいますし、留学する人だっています。
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大学の卒業証書は英語で何と呼ばれている?似た言葉の卒業証明書は?
大学の卒業する際に受け取る卒業証書のことを英語で「Diploma」と呼びますが、では卒業証書に似た言葉で卒業証明書と言う言葉は英語で言うと何というかご存じでしょうか?
卒業証明書を英語では「certificate of graduation」と呼ばれています。
両者は名前が似ているのですが、就職の際などに企業から提出を求められるのは後者の卒業証明書の方になります。
卒業証書の翻訳を自分でする?海外と日本とでは提出条件が違う場合も
海外の大学を卒業した場合や、海外で仕事をする際に卒業証書の提出を求められた場合、海外と日本では提出条件が違うことがあることをご存じでしょうか?
海外で発行された卒業証書を日本の企業に提出した際に当然ながら海外の卒業証書は英語表記の為、日本語に翻訳して提出するよう求められたという話を良く耳にします。
企業の担当の方が英語が得意ではないために日本語に翻訳して欲しいということが多いようで、会社側の方で問題がなければ、自分で翻訳したものを提出してもいいケースもあるそうです。
ただ特定のポジションに付く場合は、そのポジションに必要な教育を受けていることが条件になることがあるので、免許をもった翻訳者によって翻訳されたものでないといけないことあります。
逆のパターンも同じで、日本語表記の卒業証書を海外にて提出する時は、英語表記に翻訳したものを提出するように求められます。
海外の大学などでは、その国の免許をもった翻訳でなければ受理されないことがほとんどです。
自分で翻訳したものでは認めらないので、大使館など公的機関で翻訳してもらうのが安全確実です。
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まとめ
学校の全課程を修了した者に授与される卒業証書や学位記ですが、言葉は違いますが、どちらもおなじような意味合いですよね。
個人的には卒業証書の方がしっくりきますが、しかしこれだとみんなが同じくくりになってしまうのでどれだけ頑張ったのかわかりづらいですよね。
その点、学位記の方は博士と学士では雲泥の差のように思えるので、こちらの方が頑張った人には励みになるし、その人の尺度を測るのにはわかりやすいと思います。
普段は物置に放置されがちの証書類ですが、学生時代自分が頑張ったと言う証でもありますし、いつ使うことになるかわかりませんので大切に保管しておきましょう!!
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