お答えします!節分の恵方って毎年の方角は何を基準に決めているの!?
お答えします!節分の恵方・毎年方角は何を基準に決めているの!?
恵方とは、その年ごとに居場所を変える歳徳神としとくじん(金運や幸せを招くという神様)のいる方角のことで、その年の「干支」の「十干」によって決まっています。
簡単に言うとその年の歳神様がやってくる方角を恵方と呼んでいて、恵方の方角は、一切の役が祓われて良いことが起こる、縁起の良い方角とされています。
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50~60年ほど前までは、「暦」というのがほとんどの家庭にあり、節分のときは暦を見てその年の恵方を知りました。
暦は買うのですが、昔は新聞社では年末に新聞を取っている家庭にカレンダーと薄い暦をサービスにくれていました。
現在の家庭では暦がある家庭はほとんどないので、昔から恵方の早見表がありますからそれで調べるとか、あるいはネットを検索して調べます。
今年の干支の方角を調べたら、地図を見て東京日本橋を真ん中にして今年の恵方を調べます。
なぜ、東京日本橋かというと日本の道標基準となっているからです。
もっと簡単なのは、百均で売っている磁石で見ると、我が家からの干支の方角が簡単に正確にわかりますからおすすめです。
えっ!節分に苗字が「渡辺」の人が豆まき不要ってホント?真相は!?
知る人ぞ知る「渡辺性の人は豆まき不要」の事実で、節分に渡辺性の家では豆をまきを行いません。
驚きますが、ちゃんとした歴史が残っているのでホントです。
なぜそうなったか?それは平安時代の武将・渡辺綱(わたなべのつな)が、京都の一条戻橋の上で鬼の腕を切り落としたという噂話が元になっています。
そのことから、鬼たちが渡辺一門を恐れて近づかなくなった、という逸話が残っています。
渡辺姓の人は鬼より強いので鬼退治する必要がなく、そのため節分に豆まきをしないことになっています。
渡辺性の人が豆まきをしないのは全国的なものではなく、限られた地方のことなので知らない人も多いです。
ただ、節分が近づくとスーパーやコンビニに節分用の豆が並んだり、テレビでも宣伝して大賑わいです。
そんな雰囲気のなかで、豆まきをしない渡辺さんの家の子供がかわいそう、なんて思ってしまいます。
気になるギモン!節分の発祥の地と豆まきの掛け声の意味は!?
邪気を追い払うために古くから行われている豆まきは、もともとは中国の明時代の風習で、日本に伝わったのは室町時代です。
その風習が日本に定着した結果、現在の節分の元となっています。
最初は宮中行事でしたが、炒った豆で鬼を追い払う行事が行われるようになったころから、庶民も真似をして行うようになったといわれています。
年男が「鬼は外、福は内」と言いながら炒った豆をまくかけ声には、全国各地色々なかけ声がありますが、いずれも1年の無病息災の願いが込められています。
まとめ
豆をまくときのかけ声は様々で、苗字に「鬼」がつく家は鬼は外という言葉を使わずに、「鬼もうち、副も内」と言っています。
おもしろいのは、「鬼は外、福は内」のかけ声の後に続く言葉が、全国各地に実に様々な言葉があることで、一例をご紹介します。
・長崎県
長崎県では「鬼は外、福は内」の後に『もっともだーもっともだー♪』と続きます。
・長野県
「恵比寿大黒福の福は内! 鬼は外!」の後に、「ごもっとも ごもっとも!」と続きます。
・岩手県
岩手県では、「天打ち 地打ち 四方打ち 鬼は外 福は内!鬼の目玉をぶっつぶせ!」という掛け声とともに豆をまきます。
・福島県
福島県でも「鬼は外、福は内!鬼の目ん玉ぶっ潰せ!」という掛け声で豆がまかれます。
・山形県
山形県でも、鬼は外!福は内!の後に「鬼の目ン玉ぶっ潰れろ~!」のひと言を付け加える地方があります。
・青森県
青森県では「鬼も内!福も内!」という掛け声だそうですが、鬼にやさしい県ですね!
・群馬県
群馬県でも「福は内だけ」という掛け声だけですが、やはり優しいので鬼を追い出さないようです。
全国各地、様々なかけ声で豆まきが行われていますが、昔から伝わった楽しい風習なのでいつまでも残したいですね。
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