トランプが13枚ずつ52枚の理由はどこからきたんでしょうか
トランプと言えばババ抜きやポーカーなど様々なゲームを楽しめるアイテムですが、そのトランプの枚数やマークの意味について考えた事はありますか?
1~13の数字で、ハート・スペード・ダイヤ・クラブの4つに分けられていて、それ以外にジョーカーがあって計52枚です。13なんて中途はんぱな数字はどこからきたんでしょうか。
スポンサーリンク
偶然にしては偶然過ぎるトランプの数字
トランプは、占いで使われるタロットカードをモチーフにして作られている説と、もう一つ暦や季節に見立てている説があります。
飛行機のない時代、大航海時代は太陽や星の位置、季節によって人は時間の概念を捉えていました。13週ごとに変わる環境の変化は大きな影響があったに違いありません。
なので私はトランプの13枚が暦や季節をベースにしたという説はかなりつじつまが合うと思っています。
クラブ♣が春
ダイヤ♢は夏、
ハート❤が秋
スペード♠は冬
を表していて、クラブの1は春の第一週目と言う意味になります。そこから2、3と数字が上がっていく毎に季節が進み、13週目で次の季節に移り変わると言うワケです。
ちなみに1~13までの各マーク、全部で51枚のトランプを足し算していくと364と言う数字になり、そこにジョーカーを1としてプラスすると365、すなわち1年と同じ数字(日数)になります。これは偶然と言われている声が大きいですが、偶然にしては偶然が過ぎませんか?
またトランプのジャック、クイーン、キングにはそれぞれモデルがいる事もわかっています。
ジャックはオジェ・ル・ダノワと言って、中世のすランスで活躍した伝説のパラディンと呼ばれる騎士がモデルです。(パラディンとは高い位についてる騎士のこと)
クイーンはバラスアテネと呼ばれるギリシャ神話の戦いの神様、
キングは古代イスラエルの国王であるダビデ王です。
このモデルは国よって多少変わりますが、イギリスとフランスの様式として広くこのモデル達が紹介されています。ジャックは人名でもともとは騎士がモデルですが、時代の変化で宮廷にいるキングとクイーンの下で働く「召使い」というふうに変わっていきます。
スポンサーリンク
トランプはいつから存在してるのか
世界中で愛されるトランプが生まれたのは、なんと古代エジプトにさかのぼります。その当時の資料にあった訳では無く、1816年イギリスでサミュエル・ウェラー・シンガーと言う方が書いたプレイングカードの歴史と言う本があり、その書物の中に古代エジプトで使われた記録があると説いています。
また中国では12世紀よりも前に葉子と呼ばれるトランプのモデルになったものがあると言われていますが、確実な出所は今も分かっていません。日本にトランプが入ってきたのは16世紀で、ポストガルからでした。
ただ、この時のトランプは今の4つのマークのカードが13枚とジョーカーの計52枚では無く、タロット要素の強い48枚構成でした。そこから異文化とどんどん吸収していき、明治時代に今のトランプの形式となりました。
バーや飲み屋で外国人がトランプで遊んでいるのを目撃した人が、口コミを通じてどんどん広まり庶民が気軽に遊べるカードゲームとして浸透しました。
ちょっとした雑学ですが日本でトランプと呼ばれるこのカードですが、実は海外ではプレイングカードと言う名称なのです。「切り札」と言う意味でトランプと名付けられて背景があるので、当時は賭け事をメインに使われてきたのかもしれません。
スポンサーリンク