イースターが毎年違うのは何で?しかも西方と東方でさらに違うらしいぞ
最近は日本でも海外発祥のイベントが毎年当たり前のように開催されていますね。
数年前までは「何それ…?」という扱いだったハロウィンも、すっかり定着して、子供だけじゃなく大人も仮装パーティで盛り上がる大きなイベントになっていますし。
ではみなさん、こちらのイベントいついてはご存知ですか?
「イースター」
テレビのコマーシャルなどで耳にしたことがある人も多いと思いますが、どんなイベントかはまだあまり知られていないように思います。
そこで今回は、まだあまり馴染みがないけれど、きっとこれから身近になっていくと思われるイースターについて、ご紹介します。
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子沢山・多産のシンボルのうさぎがモチーフ!イースターの歴史を知ろう
日本では、まだそんなに浸透していないイースターですが、キリスト教圏の国では、キリストの生誕を祝うクリスマスよりも、もっと大事なイベントとされているのです。
イースターとは、日本語に訳すと「復活祭」。
十字架にかけられて処刑されて亡くなったキリストが、「3日後に復活する」という予言どおりに復活し、予言を現実のものとしました。
これは、キリストの生涯において起こしたいくつもの奇跡の中でも、最も大きな奇跡とされています。
そのため、キリスト教ではキリストが復活をとげた日を一番重要な祭日として祝っているのです。
イースターを祝うために、国によっては学校が数週間も休校になるところもあるのだとか。
ちなみに、イースターという名前は、ゲルマン神話の春の女神の名前から来ているそうです。
キリストの復活と、春の到来をお祝いする日、それがイースターなのです。
ちなみに、イースターは、毎年日付が変わります。
イースターの日付は、
「春分の日のあとの、最初の満月から数えて最初の日曜日」
と決められています。
キリスト教の西方教会と東方教会では採用している暦が異なっているため、
西方教会では2019年4月21日
東方教会では2019年4月28日
が最も近いイースターの日付です。
イースターのシンボルは、「イースターバニー」と「イースターエッグ」。
うさぎと卵、です。
うさぎは多産であることから、繁栄や豊穣のシンボルとされてきました。
卵は、命のはじまりの象徴であり、殻の中にいる時間を経て、殻を割って誕生する様子がキリストの復活を表しているとされています。
イースターエッグは、イースターをお祝いするためにカラフルに色付けされたゆで卵のことをいいます。
ドイツの伝説で、貧しさからイースターの日にイースターエッグを庭に置くことができない女性がいました。
ところが、その翌朝、この女性の家の庭にうさぎが現れて、卵を産んだというのです。
もちろん、うさぎは哺乳類のため卵を産むことはありませんが、この話題が広く知られ、うさぎと卵がイースターに登場するようになったんだそうです。
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色つき卵は誕生と復活を表している!イースターエッグを手作りする方法とは?
イースターエッグを手作りする方法としては、卵の中身が入ったままの固ゆで卵にペイントする方法と、卵の中身を抜いた殻の状態にペイントする方法があります。
● 固ゆで卵でイースターエッグ
材料:卵、クレヨン、食紅
① 固ゆでたまごを作ります。殻が割れて白身が出てしまうときれいなイースターエッグが作れませんのでご注意くださいね。
② 粗熱をとって、水気をきれいに拭き取ったゆで卵に、クレヨンでお好きな模様を描いてみてください。
③ 小さめのボウルに食紅を溶かして、クレヨンで模様を描いておいた卵を入れ、スプーンを使って転がしながら卵全体に色を付けていきます。
④ しっかりと乾いたら完成です。
● 中身を抜いた卵でイースターエッグ
材料:卵、画びょう、つまようじ、お好きな塗料
① 卵と画びょうをきれいに洗います。
② 画びょうを使って、卵の上下にひとつずつ穴を開けます。
③ 下の方(とがっていない方)の穴を、つまようじを使って直径3~4ミリ程度に広げます。
④ 広げた穴から、黄身をつついて膜を破っておきます。
⑤ 小さい穴の方から息を吹き込み、卵の中身を出します。
⑥ 中身がすべて出たら、水を入れてカシャカシャと振り、息を吹き込み水を抜きます。数回繰り返してきれいにします。割れにご注意ください。
⑦ 乾いたら、お好きな塗料を使ってカラフルにペイントしましょう。
かごの中に色とりどりのイースターエッグを入れて飾ると、とってもかわいいですよ。
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まとめ
イースターについてご紹介しました。
きっとこれから日本でも盛んになっていくイースターのイベント、世界中の人と一緒にお祝いしてみませんか。