自分がHSPってことを説明する必要はある?
最近は”繊細さん”という言葉をネットで見る機会も増えてきて、HSPという気質タイプの認識は広まってきているような気がします。
それでも、HSPタイプではない、またはHSP自体を知らない人からみるとHSPさんはやっぱり掴みずらい気質だ、とまだまだ思われているんじゃないかとも思います。
HSP気質の人は甘えてるだけだとか、精神的に弱いとか、難しい人だと受け止められることが多いかもしれません。
ある程度HSPとういうのを知っている人が周りにいないと、繊細であることに対してHSPさんは”自分はおかしい”と思い始めてしまいます。
この辺が苦しいところです。
でもHSPという気質をもっている人は世界の人口の少なくても15%はいると報告されているので、僕としてはいたって普通の人のタイプだと言ってもいいと思うんです。
スポンサーリンク繊細さんの気質は生まれつきのもの?
HSPという気質は「生まれつき」だと認識されています。
中には親の影響や、育った環境で出来上がった気質だと考える人もいるようですが、
一般家庭でもちょっと貧しい家庭でも、裕福な家庭で育った人でもHSPな人はHSPな人なわけです。
これは人間に限ったことではなくて、動物の世界でもあることでむしろ動物は敏感さが生存を左右すると言っても過言ではないんじゃないでしょうか。
HSP気質は個人がもつ「神経系」の影響だと言われています。
HSP気質じゃない人よりも敏感に五感を脳みそへ送ってしまう、そんな感じですね。
五感は感情へとつながるので、僕のようなHSP気質はより強く感情を抱くし、痛みとかに敏感です。
あと「音」に対して特に敏感でHSPさんではない人に比べて音を「うるさく」感じてしまう。
僕は自分がHSPという気質をもっていることについて、今はネガティブに考えていません。
今はというのは実はつい4,5年前までは自分を「損な気質」だと思っていました。
親のせいだと頑固として思っていました。
でもいろいろ学んでいくうちに
・「自分自身と折り合いをつける」
というか
・「自分の気質と対立することを辞める」
ことが出来たんだと思います。
スポンサーリンクHSPであることを他の人に説明するにはどうする?
やっぱり社会生活をする上でぎこちなく感じたり、消耗したりするのはよくあります。
この「消耗」をどうリセットするかが状況によって変わってくるんですが、
でも「敏感」であるこは悪いことでは決してないですし、
むしろ「良い所」で「才能」と捉えることも出来ると思うんです。
なので何かの機会で自分がHSP気質であることを説明する必要や、聞かれた場合にはネガティブにではなく「数多くある人のタイプのひとつ」として話を始めるべきです。
例えばHSP気質を持ってると他人を気持ちを汲むのが得意ですね、ふとした仕草に気づく(気づいていまう)直観力も強いですし、匂いや味も詳細に感じることができるはずです。
繊細だからといって、僕はめそめそ泣いたりしませんし、感情をあからさまに表に出すことはありません。
ただ、HSP気質の特徴として一度に多くの刺激を心と身体を使って、高速処理するのでHSP気質じゃない人よりは消耗するのが速い、それだけです(苦笑)
でもそれが分かっているので対処することができます。
なかなか自分の気質を一から詳しく説明する機会はありませんが、タイミングがあれば逃さず一つでも伝えるのが大事です。
例えば相手が
「自分って〇〇タイプで~」とか
「〇〇があって焦った~」
などと発言した時があったら、自分が同じ場面ならどう感じるだろうなとか、
その理由をHSP気質という言葉を入れて返すんです。
HSP気質でなくても人と人とが仲良くなったり分かり合えたりするのって時間がかかるもので、一度に自分を理解してもらうのは無理なんですよね。
なのでタイミングをみつけて、自分がHSP気質だってことを言及したり、努力して説明する価値はあると思います。
説明が必要というよりは、説明できるようになると居心地のいい場所を広げること出来るのです。