僕が思う共感と敏感HSPの違いコントロールすれば仕事に役立つ

「共感」と「敏感」には相関関係があるので混乱してしまう人も少なくないと思います。
HSP(生まれつき感受性が強くて敏感な人)という言葉は提唱されてから20年以上経っているので、たくさんの科学的・心理的な研究から「脳の機能の違い」が確認されているとのこと。
心理的というのは物事に対する、本人の受け止め方の様子で、心の内側で起こることです。
一方で「共感」は相手の経験していることを理解できたり、そのエネルギーを感じ取ったりという外側にある物事に対しての感情の様子だと言えうんじゃないでしょうか。
共感する能力を持った人は相手の立場を想像して、自分の体に同じ感覚を味わうことに長けています.
共感には精神的な「考え方」が含まれていて、生まれ持った素質というよりは”身につけた”または”発展してきた”能力だと言えるかもしれません。
なので「共感する力が強い人」が必ずしもHSPであるというわけではありません。
しかし僕が思うにはHSP(生まれつき感受性が強くて敏感な人)にはこの共感性も普通に備わっています。
HSPは「共感」だけに留まらず、その後に物事を自分の頭の中で分析したり、更には知的に処理しようとしてしまう。
その物事に対して自分が”どうして”そう感じるのか、相手が”どうして”そう感じるのか、その先を深く理解したい衝動に駆られる傾向があります。
100%はもちろん無理だとしても「共感できる」ことは一般的にはいいことですよね。HSPで生きづらさを感じるのなら意識して共感だけに留めておくという技術が必要かもしれません。
スポンサーリンク共感力をあわせ持つHSPの力が発揮できる場面
2つの力を併せ持つ敏感さんは「仲立ち」を上手にこなすことができます。
大抵の人は「間にはさまれる」ということを嫌う傾向がありますが、共感力が高くない為にどう対処していいかわからない、ということからきています。
敏感さんはその気質から”対立している理由”を分析する技術、また”調和”を保ちたい気持ちが強いので双方の考えをくみ取ってバランスのとれた解決策を見つけ出すことができるのです。
仕事の場面では斬新なアイディアや強気の決定が必要な時もありますが、リスクを考える必要もありますね。
チームで動いている時は両極端なアイディアが出てくる場合は多々あるもので、ここでHSPさんは力を存分に発揮することが可能になります。
これは私生活でも活用できて、もうすでに家族や友達の仲介に何度も立ったことのある人も多いのではないでしょうか。
ただ仕事の時と比べて、私生活での仲立ちは人の性格そのものを相手にするので、消耗度が高く回復する時間が倍以上かかる時があるので要注意ですね。