縁起が悪い?欠けた食器は思いきって割って悪い運気を分散して処分しよう

使っていると欠けてしまうこともある食器。そのまま使ってしまうと危ないのはもちろん、縁起が悪いこととされています。
ですが、実際にはなぜ縁起が悪いとされているのてしょうか?
風水では、食器に関わらず何かが壊れてしまったり欠けてしまったときには
「自分に起こるべき悪いことを代わりに受けてくれた」
という考えを持ちます。自分の身代わりになってくれたというわけです。
とてもありがたいことではあるのですが、その欠けてしまったものを使い続けたり保管してしまうと運気を下げる一方なのです。
占い師の方によっては「逆に不幸を呼び起こす可能性もある」というほどです。
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欠けた食器は思い切って更に割ってしまうといい
ですが、そんな自分の身代わりになってくれた食器を処分するとなると「そのままゴミに出してもいいのかな?」と思う人も結構いることでしょう。
どうやって捨てるのが良いのでしょうか?
おすすめなのは、その食器を思いきって割ってしまって処分することです。欠けてしまったり、少し割れてしまっている食器というのは悪い運気を貯めてしまいがちです。
そのまま処分するのではなく、思いきって割ってしまうことでその運気を分散して無くすことができますから、試してみてはいかがでしょうか?
それでも、お気に入りの食器だった場合には「自分の手で割るのはちょっと」と躊躇してしまう人もいるかもしれませんね。
その場合には、無理に壊すのではなくて食塩水につけて浄めてから処分するのもおすすめです。手間もかかりませんし、片付けも楽ですからこの方法を選ぶ人も多いですね。
とは言っても、どうしてもその食器に思い出が詰まっている時は「捨てる」は最終手段、いつか何とかしようと戸棚の奥下に何年も眠らせてしまいがちです。
そんなときは、「金継ぎ」という技術でプロに任せて直してもらうのも良いでしょう。最近ではネットでも受付をしているところは多いですから、まずは相談だけしてみても良いでしょう。
直して長く使う。それも日本の美ですよね。
オンラインで受けしている神奈川県川崎市にある「ちいん」さん
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価格:2,200円 |
金継ぎとは?
金継ぎ、とは古くから日本で行われてきた伝統技法であり、壊れてしまった器を再利用できるように修理する方法の一つです。
漆(うるし)という樹液を使って行い、壊れたり欠けてしまった器、茶器などを接着した後、
金属粉を用いて直した部分を金色に装飾する事から金継ぎ、または金繕いと呼ばれています。
金継ぎは日本が誇る伝統技法の一つで、その見た目の美しさから海外からも注目されています。
確かに修理するだけでなく、修理した部分を美しく装飾できる金継ぎはとても魅力的ですよね。
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金継ぎの費用はどのくらい?
お気に入りのお茶碗、湯呑が壊れてしまってどうしよう…なんて悩んでらっしゃれる方にとっては、試してみたくなる金継ぎですけれど金継ぎをする際にかかる費用や時間などはご存知でしょうか。
まず値段ですが、修理したいお茶碗などの状態に大きく左右されます。
ひび割れなのか、完全に割れてしまっているのか、ちょっと欠けただけなのか…
これは職人さんにもよりますが、大体の目安としては5000円~15000円程度。
ひび割れですと10000円以下の事が多く、欠けた程度ですと10000円前後、割れてしまっているものの場合は15000円前後と考えて頂ければと思います。
どれくらいの壊れ具合なのか、修理する面積やお茶碗などのサイズにも左右されますので、ご自身の修理したい物をよくご確認くださいね。
また、確認しなくてはならないのは材質です。
自然の恵みである漆を使用する技術なので、相性が合わない材質も存在します。
例えばガラス製品ですと漆を塗っても剥がれてしまう可能性がありますし、直火で使用する鍋、釜などは漆が高温に弱い事から再びお料理に使うとなると火花が散ってしまったり壊れてしまったりと危険です。
ただ、ガラス製品は修理自体はする事ができますので、観賞用にしたりですとか花瓶として再利用する場合などは修理するのもいいかもしれませんね。
物を大切にし、欠けた茶碗や壊れた花瓶などを美しく修復する技術である金継ぎ。
日本では昔から欠けた茶碗は運気を下げる、ですとか縁起が悪い、と言われていますが、それでも新しい物に交換せずに金継ぎを行う事によって長く使っていこう、
という考え方はやはり物資が豊富な環境でしたり、物を大切にしない文化の国では考えられない事だと思います。
この技術が日本でこれほどまでに進化し、世界に注目される技法となったのは、やはり日本古来の物を大切にして、全ての物に神様が宿ると言う美しい考え方があるからなのかもしれませんね。
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