金継ぎをした骨董品や食器を好んで買う人も 新たな味わいがアートになる 

 

昔から日本で縁起が悪いと言われる事のひとつに「食器が欠ける」ということがありますね。

 

茶碗や湯飲み、おはしといった食器は「自分のもの」という意識をもちながら日常的に使っている道具なので、

 

生活の一部、極端な言い方をすると自分の分身を象徴するもとと捉える人もいます。

 

食器以外にも印鑑や鏡なども「欠けると縁起が悪い」と言われていて、日本ではこれらが欠けたということを

 

「自分の身代わりになってくれた」と捉える思想が今でもあります。

 

これと似た考え方をするものの例として「身代わりのお守り」があります。

 

成田山(不動尊)の身代わり御守が有名で、成田山の焼き印が押された木札(きふだ)をお守りとして身につけていると、自分に災厄が降りかかった時に身代わりに割れるといわれています。

 

割れた場合には感謝を込めてお寺に納めて、新しいお守りを買い替えるようにと勧められています。

 

それを知って以来私は食器が欠けてしまったら、今までご飯を食べる時に役割を果たしてくれたことに感謝しながら、塩をふりかけて白い紙で包み、処分するようにしています。

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食器はもちろんご飯を食べる時に使う道具なので、いわば人に取り込まれるエネルギーを入れる器。

 

そこから転じてか金運と紐付けられて、欠けた食器を使い続けると金運を下げることにつながるとも言われています。

 

そしてよく使うものだからこそ、大切に扱っていてもふとしたタイミングに欠けたりしてしまうこともあります。

 

物が割れる、壊れるということは、いわば「終わり」を意味するものではありますが、視点を変えれば

 

「新たなスタート」

「次のステップ」と考えることもできます。

 

食器は今では安くて100均でも買えますし、リサイクルショップに行けば100円以下で手に入れることが出来ますが、それでも日頃から大切に扱って長く付き合いたいものです。

 

普段の食器の扱い方も大切ですが、「始まりや終わりの時にこそ、自分の周りにあるものごととの付き合い方を考える」ということを私たちに教えてくれている考え方なのかもしれません。

 

古い技術の金継ぎが新たにブームになってきている

金継ぎは、自然な模様として生まれ変われる技法です陶器や磁器は、壺、置物、茶碗から丼などいろんな種類があるのが魅力です。

 

でも欠けたり落としたりして壊れると、魅力は半減して価値はなくなります。

 

処分せず再利用する方法として、「金継ぎ」があり破損した箇所を繋ぎ修復する技法もあります。

 

最近は、金継ぎをした骨董品や食器を好んで買う人も増えているそうです。家の床の間などに飾る陶器や磁器は、少々は高価な物を置きたいものです。

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数万円から数十万円する陶器などは、我が家の家宝にもなります。でも不注意で壊れたり欠けてしまうと、お気に入りの陶器や磁器ならショックですよね。

 

そんな時、「金継ぎ」をすれば、再び使用する事が可能になります。この方法は、昔からされていた修復技術にで魅力を復活させてくれます。

 

方法は、比較的簡単で欠けた部分に漆を接着剤代わりにして金粉を塗り付けて繋ぎ合わせて行くだけです。

 

繋いだ部位は、金色の線が走るようになります。金継ぎは、
「合わせる」
「埋める」
「乾燥する」
「塗る」
「擦る」
を基本とした技法です。

 

接着に使用する漆は、力が弱いケースが多いため小麦粉などを混ぜるのが一般的になります。

 

そうする事で接着力も高まり、合わせても剥がれにくくなります。また、ご飯粒を混ぜて接着する技法もあり糊のように使用する感じです。

 

乾燥すれば、落とさない限り陶器や磁器を長く使用する事も可能になります。また、金継ぎは、基本、陶器や磁器ならどんな種類でも行えるようです。

 

ガラスコップから皿、蓋など、プロの手に任せれば上手くしてくれます。金継ぎをしてくれるのは、主に修復を専門にしている業者や陶芸家になります。

 

1個から直してくれるなど、小さなモノから壺のようなモノまで安心して依頼出来るようです。

 

料金は、サイズや陶器の価値によりますが、茶碗や湯飲みサイズなら5千円から7千円ぐらいになります。

 

しかし、複雑な割れや欠けになると、日にちもかかり数万円の料金が必要になります。業者によっては、依頼者の希望する修復をしてくれるなど、陶器や磁器が自然な模様に生まれ変わるようです。

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Posted by MIC