メーデー2019年今の日本で結局、実際は何をする日なの?

最近の日本では、5月1日は休日ではないので、なかなかメーデーを実感しにくく、聞いたことすらない方が多いのではないでしょうか。

 

昔は日本でも組合員が大弾幕を持って大きな声を上げながら、労働環境の改善やら、賃金値上げを掲げながら更新する姿がありましたが、最近は見ることがあまりありませんね。

 

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今は、日本では労働組合総連合会が主催する「労働者の祭典」と呼ばれる集会で、デモ行進をして労働者の権利を訴えるくらいでしょうか。しかもメーデーの5月1日は日本では祝日ではないので、直前の土日に開催することが多いようです。

 

日本では祝日ではありませんが、メーデーは国際連合で定められた国際デーとして受け入れられていて実は世界の80カ国以上で祝日となっています。

 

いろいろ報道されている北朝鮮でもメーデーは祝日なんですよ。

 

世界的にみると、ヨーロッパの若年層の失業率が高い国では、今でも比較的大規模なデモが行われています。

 

本家アメリカでは、Lower Workersなどと呼ばれる、移民を中心とした下層労働者層が中心になって、人種差別などにより就職に不利になる社会に対する抗議のデモが行われています。

 

実際、今の日本でメーデーに集まって何するの?

 

現在の日本ではメーデーの5月1日にストライキや抗議行進をやることはありませんが、東京や大阪などでは毎年1万人規模の集会が行われて、「働き方」についての話し合い(改革や権利の保護など)をするイベントとなっています。

 

参加者は労働組合や全労協の方々や、政治家が来てスピーチをするのを聞くのみで、誰かれ壇上に上がって訴えをすることができるわけではありません。(予めスピーチの予約をしていれば別ですが)

 

”残業をなくそう”だったり、過労死の現状などを報告したり、明るい労働環境を目指しましょうなどといったことをみんなで再認識するような感じ。

 

日本でメーデーが本格的に行われるようになったのは戦後の1946年になってからですが、元々は働く人の権利を訴えるというものではありませんでした。

 

仕事と権利というよりも、戦争中から続いていた食糧難に対して抗議を行うものでした。

 

食べるものがなくて困った労働者たちが皇居前広場に集まって、働くために必要な食料をよこせ~と訴えたのです。

 

まぁ当たり前ですよね、焼け野原で食べるものが何もないのに、国民は戦後の後片付けをさせられるのですから。広い意味では労働者の権利と同じで、これが日本でのメーデーの始まりとされています。

 

戦後のメーデーは日本各地で5月1日に行われていましたが、ほぼアメリカの統治下にあったためにメーデーの集会はアメリカに弾圧されることが多く、たくさんの労働者が政府による弾圧の被害に遭いました。

 

高度成長期に入り、どうにか立ち直った日本ではメーデーは武力や弾圧を使ったものから話し合いへと形を変えて、次第に大きなストライキやデモ行進を行うということは少なくなりました。

 

雇う側もはたらく人の雇用条件を見直したり、政府の発信による働き方改革が推進されるなどして、本来の目的である働き方について労働者が権利を訴えるということも少なくなったからです。

 

そのため外国では休日にしているところも多い5月1日のメーデーですが、日本では休日とはなっていないのです。

 

 

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メーデーの本来の目的

 

日本では社会人になってもメーデーには縁のない環境にいるという人は結構います。なのでメーデーが何のためにあるのかということがわからないという人が意外に多いのです。

 

本来のメーデーは労働環境や労働条件に対する不満を訴えるものです。

 

メーデーは1886年のアメリカの労働者ストライキをきっかけに設定されました。

 

それ以前のアメリカの労働環境は過酷なもので、一日12~14時間労働は当たり前、という風潮がメーデーが起こる前のアメリカにはありました。

 

この状況の中疲れきった労働者たちが、8時間労働を訴え1886年に38万人を超える人達がストライキをおこしました。

 

「8時間労働し、8時間休息し、8時間自分のための時間に使う」これが労働者たちが理想とした1日の使い方だったのです。

 

しかし、このストライキにより8時間労働は企業に導入されましたが、メーデーの考え方はすんなりと受け入れられたわけではありませんでした。

 

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資本家による労働者たちに対する弾圧や情報操作などが行われ、多くの労働者たちが命を落としました。命を落とさないまでも仕事を失い路頭に迷う者もたくさんいました。

 

それでも労働者たちは自分たちの働くための権利を主張し、アメリカ国内のみならず世界中に自分たちの考えである「8時間労働の重要性」を主張しました。

 

1890年にはこの考え方が国際的に広まり、初めて国際メーデーが行われました。現在の日本でも「働き方改革」が行われ始めていますが、シカゴの労働者が労働者のための働き方を改革しようと命がけで訴えたのがメーデーの始まりなのです。

 

年々、本来の労働者の環境改善の意味合いは薄れてきているかもしれませんが、これを機会に自分の労働環境に甘んじず、関心を持ってみるのもよいのではないでしょうか。

 

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⇒ メーデーって何??1896年シカゴのストから始まった労働者の日 でも日本では祝日ではないのですよ

Posted by MIC