海中道路はなぜ海中道路と呼ばれているの?土手道としてはアジア一の長さ!

おきなわの海中道路は海の中にある道路ではなくて、
「海の中間にある道路」という意味で付けられました。

 

中には「海の中を走ってるような感覚になるから」と紹介されているのも見かけますが、誰かが誰かの感想をそう解釈しただけのようです。

 

由来や言い伝えがあるならまだしも、海中道路はアメリカの石油会社が島民への
償いといいますか、見返りとして作った道路なので

 

「なんか海の中を走ってるみたい」という感覚で道路の名前を付けたとは思えません(笑)

 

道路とありますが真ん中の一部分は橋になっていて、橋の部分は
「平安座海中大橋」とまた別の名前が付けられています。

 

英語では「mid-sea Road」として知られています。

 

(ちなみに海の中は「Under water/sea」と表現します。)

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海中道路が開通したのはいつ?

海中道路は「海中道路」と名前がついていますが、いわゆる「土手道」でこの「土手道」として見るとアジア一の長さだと言われています。

 

たいていは島と島をつなぐには「橋」が建設されますね。でも海中道路は「土手道」として建設されました。

 

(真ん中に橋の部分もあるんですが、後から付け加えられたもの、海の汚染を最小限にするために橋が建設されたとのことでした。)

 

沖縄の海中道路が開通したのは1972年です。沖縄が日本に返還された年ですね。

 

先に述べたように、アメリカの石油会社が道路の建設を開始。最初は2車線でした。海中道路を渡ってまず最初の平安座島(へんざじま)ですが、

 

島の70%くらいの敷地が石油タンクで占められています。島の北東側へは立ち入りできません。

 

海中道路は沖縄が返還されて、その2年後に「与那城村」の村道になり ⇒ 県道になります。

 

工事はちょこちょこと続けられ1999年に今のようなきれいに整備されて4車線なりました。

 

でも海中道路が今のような観光スポットになったのはそれから更に後のことで2003年に「あやはし館」というのが道の駅にオープンしてから。

 

あやはし館がオープンする前は、海中道路の途中にロードパークという公園のような広場が最初にあって、沖縄県の人が週末や連休の時に家族や友達同士で遊びにきてバーベキューなどを楽しむ場所でした。

 

パークといっても普通の公園にある遊具などはなく、プロムナード(海岸の遊歩道)といった感じです。

 
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海中道路を通るのに料金はかかるの?道路の長さは?

海中道路は高速道路などではないので料金はかかりません。いつでもドライブに行けます。

 

沖縄の人は夜出かける方が結構多いので、ロードパークは週末なら夜12時頃でも普通に人が歩いてる時もあります。

 

道路の長さはどこをスタート地点とするかによりますが、「沖縄県道」としては5.2km。海が左右にあることと基準とすると4.7kmとなるようです。

 

アクセスできる4つの島とは?

海中道路の先には4つの離島があります。

 

1.平安座島(へんざじま)
2.宮城島 (みぎじま)
3.伊計島 (いけいじま)
4.浜比嘉島(はまひがじま)

 

4番目の浜比嘉島は右方向にあってちょっと離れてますが、平安座島、宮城島、伊計島
はほぼ繋がってる陸地で、橋を超えると島の名前が変わるだけといった感じ。

 

4つの島の入り口は平安座島。

 

平安座島を通らないと他の3つの島へは行けません。沖縄県道10号が

 

平安座島 ⇒ 宮城島 ⇒ 伊計島 の順で島たちをつないでいます。

 

浜比嘉島までは約2.2kmの長さの「浜比嘉大橋」というのを超えて行きます。こちらもなかなか橋ですよ!何か特別な場所へ続くような気分になります。

 

海中道路は通行止めや閉鎖になることもある?

 

海中道路は風速が25m以上になると通行止めになります。

風速25mは強い雨だけど完全に横殴りになるわけではなく、斜め降り、人だと何かにつかまってないと次の一歩を踏み出すのに力がいる、といった感じです。

 

風速が30mになると車がひっくり返る可能性は十分あります。

 

海中道路のようにオープンな場所では風速が急激に変わる場合もあるし、風を遮ってくれる場所もほとんどありませんから素直にルールに従いましょう。

 

今のところ車が風で転倒したという事故の事例はなく、これは台風が近づいてきた時点ですばやく対応しているうるま市の功績でしょう。

 

過去には一度、海中道路でオートバイと自転車が接触事故を起こして二人とも亡くなってしまったというニュースはありました、2015年のことです。

 

でも海中道路は左右が海に面していますから、普段から風は強いようです。

 
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海中道路、昼と夜どちらがおすすめ?それぞれのメリット

 

カップルでいくなら ⇒ 

家族や友達となら ⇒ 

 

昼夜どちらも行く価値のある場所ですが、あえて言うならこんな感じです。昼は大人数でバーベキューしたり、子どもたちを遊ばせたりするに最適。

 

でも夜に行く魅力はなんといってもライトアップする「平安座海中大橋」

平安座海中大橋は海中道路の真ん中にある橋のことです。

 

なんでもこの海中道路のライトアップは照明デザイナーの松下美紀さんがデザインしたとか。沖縄県、力入ってますね!

 

照明はずっと同じではなくたまに変わったりします!海に反射してるライトも結構ロマンチックで反射も一セット、アートな気分になりますよ。

 

海中道路・平安座海中大橋のライトアップの時間は下記の通り

1月〜3月   17時から24時まで
4月〜6月   18時から24時まで
7月〜9月   19時から24時まで
10月〜12月 18時から24時まで

夜の7時に行けば年中OKって意味です(笑)

 

海中道路付近で何か食べよう

海中道路で立ち寄る場所には「あやはし館」がありますね。

この「あやはし館」には「ハイサイ食堂」というのがあります。ちょっと揚げ物のメニューが多すぎる気もしないではないですが、まぁ普通に沖縄料理のメニューがそろっています。

 

その他にも各4つの島には食堂やカフェ、パン屋などもあります。
一番先にある伊計島にはカレーショップがありますし、

 

宮城島にはコーヒー専門店も!

 

小さな離島だからといって選択肢がないわけではなく、むしろ
「こんなに食べ物屋さんあるんだ」と思うはず。

 

海中道路付近でできる アクティビティ
ーフライボード
ーウェイクボード
ーダイビング
ーBBQ

 
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Posted by MIC