お彼岸のお供え物を”お金”にするときの相場と注意点 御霊前とご仏前
お彼岸は3月の春分の日、9月の秋分の日。
ずっと仏教の行事だと思っていたのですが、元は神道の風習からきていたのですね。
春分の日、秋分の日にちを真ん中にしてそれぞれ前後3日間を含める期間を指します。
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お彼岸は先祖供養、亡くなった人の冥福を祈る風習です。
亡くなった人がいる世界・彼岸(向こう岸)とこちらがいる世界が通じやすくなっていると考えられています。
なので、自分の故郷に帰って先祖のお仏壇に手を合わせたりお墓参りに行ったりします。
そこで、お墓参りや先祖供養する時に気になるのがお供え物。
お彼岸にはお墓参りをして、お墓や仏壇をキレイに掃除をしますがお供えするものはお菓子だったりお花だったりします。
そのお供え物が現金はありなのでしょうか?
これは、家庭や地域によって変わるようですがしっかりとお彼岸にはこれ!っと決まっている地域もあります。
私はお彼岸にお金をお供えしているのは見かけた事はありませんが、絶対になし!という訳ではなさそうです。
もし、お金をお供えしたいのならば実家の両親や親戚の人に聞いてみるのが1番確実です。
お彼岸は色々な人が来ますからお菓子、果物などお供え物が増えますから現金は逆にありがたい、と言うこともあります。
その時の金額の相場は3000円前後と言われています。
あまり高額ですとお返しで相手にも気を遣わせてしまうので3000~5000円くらいがいいかと思います。
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恥をかかない!お彼岸のお供えを送るときの添え状の書き方
お盆はお休みを取って帰省したりする事も出来ますがお彼岸となると遠方の場合は行けない事もありますよね。
その時は相手方に伺ってからお供え物を送りましょう。
送る時の添え状ですが失礼のないようにとあれこれと考えてしまいますが、長い文章を書く必要はありません。
一筆箋がおすすめです。
文章が短くても失礼がなく、格好が付きます。
・お彼岸にあたり、○○をお送りいたします。ご仏前にお供え下さい。
こんな文章を一言添えましょう。
もう少し長く書きたい場合は伺うことが出来なかったこと、最近の気候についてなどを入れるといいですよ。
49日で変わる!お彼岸の香典袋。49日法要前は御霊前、後は御仏前!
香典はお香やお線香の代わりに御霊前に供える金品の事を言います。
通夜、葬儀、告別式の時に持参します。
これが、香典の意味ですが本来は葬儀や通夜に持参するものなのでお彼岸には基本的には必要ないと言われています。
しかし、お墓参りやお彼岸には挨拶に行けない場合は香典を送ることもあるようです。
その時に気になるのが香典袋。
お彼岸でのお供え物として現金を包む場合は黒白、黄白または、双銀の水引きのもので、結び切りの不祝儀袋を用います。
香典袋の表書きは香典袋の真ん中に御霊前・御仏前と書いてあり、下に名前を書きます。
香典袋の名前はフルネームで書きます。
読みやすく縦書きで書きましょう。
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夫婦の場合は一世帯で香典ひとつ、なので世帯主の名前のみを書くことが一般的です。
3人以上の場合は連名で右から目上の人の順で名前を書きましょう。
4人などの場合は団体名○○一同がいいかと思います。
香典袋の種類:
御霊前(ごれいぜん)
御霊前は主に通夜、葬儀で使います。
キリスト教や仏教などどの宗教でも使えます。蓮の花の模様がある香典袋は仏教でしか使えません。
御仏前(ごぶつぜん)
御仏前は仏教における49日以降に使います。
お盆、お彼岸など年中法要の仏教の行事に使います。
49日は故人が亡くなった日を1日目として49日目になる日を言います。
この49日を境に御霊前と御仏前の袋が変わります。
故人の命日~49日は御霊前
49日以降は御仏前になります。
まとめ
お香典や香典袋の種類などは実際に渡す時にならないと調べませんし、失礼があってはならないですよね。
大人のマナーとして覚えておくべきかな、と思います。
目上の人に聞いてみる事もとても参考になるのでいいかと思います。