ナショナリズムは◯◯、愛国心は◯◯で完了できる思想や運動
アリの群れはナショナリズムの典型的な例?
ナショナリズムとは、まず集団の中で自分たちの信じる思想が、ある程度は浸透した状態で、更にそこに個という単一の思想から、その思想を共有する他の集団とつながる事によって派生していく運動です。
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言葉が多いですが、一文では表現出来ないのが事実です。ナショナリズムは個が徐々に集団化して、ひとつの国家、民族をその地域で形成していく。
蟻で例えて言えば、蟻の群れは、ナショナリズム化した群衆です。女王蜂を筆頭にひとつの目的や理念を掲げ、共通の概念で繋がりあった集団の運動が、集団の流れを形成している。
そこには、秩序があり、外敵の介入は許さない。何故なら、簡略化された一つの国家としての形や基礎・基盤があるから。群れが四方八方自由に散らばっていては、このような集団にはなれません。
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ナショナリズムと愛国心の違いとは?
ナショナリズムは、あくまでも現段階、現時点での自己の思想、主義に基づき、それが派生する規模によって、環境ごと支えられている事。
愛国心とは、単一の個で完了する、個人個人が大なり小なり気持ちの上で、礎にしている信念。
ナショナリズムは集団、愛国心は個人で完了できる思想や運動と言えるでしょう
例えば、オリンピックで、金メダル選手を我が国に!と、みんなが集団で群れを成し叫んでいく運動が、ナショナリズム的。
そして、オリンピック選手が、自分が金メダリストになれるよう精進するために、自分が家族、仲間の居る国の代表として、自覚していくものが愛国心。
つまり、愛国のレベルが、多勢から個のレベルになるので、ナショナリズムと愛国心は、若干の違いがあると言えます。
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ナショナリズムのいい点と、悪い点。
メリットは、思想や宗教、価値の共有が大勢に浸透している事で、絶大なる数の圧倒的な力を持って、支配することが出来る。そこで、秩序のある平和が保たれる。
逆に、デメリットは、一つ間違えば、異端者の様に、糾弾。弾圧の対象になる恐れがある。絶対的なナショナリズムの前で、個という存在は、あまりにも無力。
どれだけ正しい事を言っても、それが間違っている事に、されかねない。均一統制の取れ過ぎたナショナリズム国家は、一歩間違えば、独裁者を産み出す恐れもある。
秩序と無秩序のバランス、世の中の均衡を平常に保つための、良い方向のナショナリズムで、さらなるグローバリゼーションを目指す。
その過程には、国境、国際、社会現象などのリベラリズムとの葛藤があるので、現時点では、ナショナリズム国家統制を目論む政治が世の中を統治していると感じる。
そして、ナショナリズムの先に、進化した個の概念が、どれだけ発展していくのか。その際、ナショナリズムや愛国心は、どんな概念になるのか、未だ誰にも予測不能なのです。
※以上です。解釈自体が間違っていたら、申しわけないです。一応 ナショナリズム=集団の帰属化という意味合いで、書きました。