ナショナリズムは民族統一の思想と行動?愛国心とどう違う?
ナショナリズムは愛国心は違うという人もいますが、どちらも感情と行動の精神から成り立っている考えれば、国という言葉がそこにあるかないかだけの違いで、ほぼ同じような意味と捉えられるのでは、と思います。
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ナショナリズムは環境で形成されていくもの?
今、日本人のどれだけの人がナショナリズムを意識しているでしょう?たぶん少ないと思いますが、改めて考える事が無くても、日本に生まれ育った人であれば、その環境において培われている物でしょう。
日本では、天皇陛下を国の象徴と崇めて国の平和を願うことが唯一のナショナリズムと言えるでしょう。民族の統一の思想です。
大規模な戦争を起こすのはいつも権力を持った人たちのエゴや権力の乱用、権力を失うかもという「不安」から始まっていたはず。
権力を持っていなかった日本人の一般市民(村民?)が戦争を望んでいたとはどうも考えづらい。畑を耕して作物育てて食べる、というシンプルな生活だったはずですから。
泥棒する盗賊とか殴り合いとかっていうのはあったかもしれまんせんけど。
皇室では、お正月の一般参賀で日の丸の小旗ををふって祝う事に始まり、季節毎の行事などを後世に繋げて行く事が、民族性そのものだと思います。
それも時代と共に形を変えてより相応しいナショナリズムの構築も現代人の課題なのかも知れません。
国際的なステージにおいては、皇室の方々が代表として国民性を持って行動して、相手国の国民性も大切にされる事こそが、日本人のナショナリズムだと思います。
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相撲では勝っても喜びを表情に出さない
スポーツで言えば日本の国技である相撲においては、どんなに金星をあげても、相手の気持ちを考え、失礼に当たらない様、喜びの表現は控えて、敢えて無表情を貫くのが礼儀だそうです。それこそナショナリズムの最たる物だと思います。
ヨーロッパの近代社会に生まれたナショナリズムという物は、日本では洲や藩にわかれていた時代には存在せず、日本が国としてまとまってから生まれたものです。
愛国心と言うのは時に厄介な物で、強すぎると排他的になってしまう事もあり、最近の韓国でもざんねんな傾向に有ると思います。
これが行き過ぎると残念な結果を生むことになるので、程よいナショナリズムを保つ事が大切だと思います。
フランス革命の様に、古い因習と抗い新しい物を生み出す事が望ましいのでは無いでしょうか?
ナショナリズムの反対語はいったいどっちよ
ナショナリズムの反対語としては、コスモポリタニズムがあげられます。全世界の人々を仲間(地球人)と捉える事で、人類は皆兄弟と言う考え方だと思います。
グローバリズムという人もいるようですが、グローバリズムは1990年代から使われ始めた比較的新しい言葉で、主に経済的な意味で使われているように感じます。
思想や理念を組み込むなら、古代ギリシャから生まれた「コスモポリタニズム」が一番しっくりくるんじゃないでしょうか。
辞書でも国籍・民族に捉われない、とあります。グローバリズムは主に「統一する」ことに重きを置いています。
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ナショナリズムという概念に対しての意見
ナショナリズムの歴史をたどると、19世紀から20世紀の世界情勢が思い浮かぶことがあります。当時列強と呼ばれた、日本や欧米諸国は、自分たちの権益のために戦争を何回も繰り返した歴史があります。
中国大陸やインド、アフリカ、朝鮮半島、マレー半島などは、それぞれの列強の植民地をめぐる覇権争いが起こりました。
また、1929年の世界金融危機により、経済が悪化することになると、それぞれの列強は、ブロック経済で、他国との貿易はしなくなり、自国の植民地との貿易だけ行うようになりました。
そして、ファシズムやナチズムという極端な考え方ができ、ヒトラーは、ヨーロッパ全土を征服し、日本は、太平洋・中国・東南アジア地域を征服するという結果になり、民主主義、自由主義経済を取り入れていた、大英帝国・アメリカ・フランスによって、日本とドイツの第二次世界大戦の敗戦により、極端な思想を改善させられました。
もし第二次世界大戦がなければ、EUやNAFTAといった国家連合ができることなく、自国第一主義であるナショナリズムが激しくなっていたとも考えることができます。
ナショナリズムのメリットデメリット
ナショナリズムの良い点は、自国に専念できるので政治意思決定が速いことが挙げられますが、逆に悪い点をいうと、現在の北朝鮮のような極端な考え方が生まれることや、現在のアメリカと中国のような貿易摩擦により、世界経済に大打撃を与えるデメリットのほうが多いと考えられます。
ナショナリズムについて深く考える切っ掛けとなったのは、2016年に行われた選挙によるイギリスのEU離脱派の勝利です。
大方の予想は、残留派が勝利すると思われていましたが、僅差で離脱派が勝利したことが印象的でした。
当時は、EUの離脱ドミノが叫ばれ、EUが崩壊するとの予想があり、グローバリズムの世の中からナショナリズムの世の中のシンギュラリティーだったと思います。