機械油も料理油も”砂糖”でOK 砂糖で洗う方法なら手を傷めない!
知ってました?砂糖って食べるだけじゃないんです。
調味料としてだけでなく、色んな使い道があるんですよ。
なんと掃除から、植物の肥料まで、その使い方は実は多才。
奥深い砂糖の使い道について、ちょっとご紹介させて下さい。
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手についた油は砂糖で。油を取る専用の洗剤は肌に負担が大きいのです。
まず、すごく簡単でビックリするほど効果のある使い方として、手についた油を落とすときに砂糖が使えます。
油が手につく場合で一番多いのは、料理の時でしょうかね。
例えば、揚げ物をしたフライパンを掃除するとき、鍋に残った油ってどう処理します?
え?流し台に捨ててる?
キャー!ダメですよ!
それは今日からおしまいにしましょうね。
適切処理で、地球環境にやさしい人になりましょうよ。
さて、話を戻します。
通常は油を固める粉末を入れたり、オイルポットに移して再利用することでしょう。
そして鍋に残った油は、新聞紙などを丸めたものでしっかりと拭き取ったりしますよね。
そのあとです。
鍋を触ったり、油を拭く際などで両手にこってりと油が付いてしまうこと、ありますよね。
油を取る洗剤で、洗うという方もいるでしょう。
しかしこうした洗剤は、けっこうお肌の潤いも取ってしまうものです。
肌荒れやあかぎれの原因になりやすいです。
あかぎれって、水仕事するとしみるし、治りも遅くて気がめいっちゃいますよね。
そこで、洗剤の代わりに、大さじ1杯程度の砂糖を使ってみましょう。
両手の油に、まんべんなく混ぜるようにしてこすり合わせてみて下さい。
砂糖が油を吸着して、きれいにしっかりと油汚れが取れてしまいます。
これはこうした料理用の油だけでなく、例えば自転車など工具類で使われるグリースなどでも効果があるんです。
結構、力も使わず短時間できれいにとれてしまいます。
でも、どうしてこんなことができるのか。
それは砂糖の成分が関係しています。
砂糖は、炭素と水素と酸素という化合物で構成されています。
油は、炭素と水素そして酸素で構成されています。
似てますね、この2つの構成成分。
実は、ここがポイントなんです。
似てるとくっつきあうんです。
これを親和性と呼ぶんです。
人間でも「似た者同士」ってカップルになりやすかったりしますね。
似たもの同士は、互いを引き寄せ合うということでしょう。
手にまとわりついた油は、皮膚よりも親和性のある砂糖の方に吸い寄せられるので、きれいに取れるというわけなんです。
例えば、年末の大掃除時期など、油汚れを落とすとき手にこびり付いた油を洗剤で洗うと、あかぎれなどの原因になっちゃいますね。
今年は、砂糖で肌トラブル回避できちゃいます。
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植物の養分として砂糖を使う!
さて、砂糖の効果はこれだけじゃなく、なんと植物の栄養にもなっちゃうんです。
植物の養分として砂糖を与えると、植物がイキイキとしてくるのです。
でも注意も必要です。
砂糖をそのまま与えても全然意味がありません。
土が砂糖の養分を吸収するワケじゃないんです。
さらに茎に直接砂糖を塗り付けても、養分を吸い込みませんからダメです。
砂糖は水に薄めて、その水溶液を与えるのです。
砂糖が溶けた水を植物に与えると、砂糖の炭素や水素などの成分が水に溶けます。
植物はそれを吸い込み、養分として吸収します。
どうして砂糖が養分になるのかというと、植物は光合成を行いますよね。
光合成は植物が養分を取り込むために行っているんですけど、その光合成で取れる養分を、砂糖から得ることができるんです。
砂糖の構成成分である、炭素や水素がその役割を果たしてるんです。
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床にこぼれた砂糖を掃除機で吸う場合
意外に色んな力を発揮してくれる砂糖ですが、最後にワンポイント。
床にこぼれた砂糖をそのまま吸うと、掃除機のモーターの熱で溶けた砂糖が機内でベタベタになっちゃうことがあります。
こうならないために、掃除機のノズルを外して、そこに濡れ布巾をかぶせ、吸い込んでみて下さい。
こうすると機内に砂糖が入り込まず、楽に砂糖が布巾に包まれてくれるんです。
食べるだけじゃない砂糖の効果、一度試してみてはいかがでしょう。
結構、驚かされる効果を実感できますよ。
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