1歳児に菓子パン 量と機会をコントロールすればそんなに悪いものじゃない

 

長女が私の初めての子供だったのですが、食が細くてかなり悩みました。

 

離乳食の時点でなかなか進まなくて、ヒントを得るために住んでる市が主催していた「離乳食講座」などに参加したりしました。講座では

 

”離乳食に調味料は出来るだけ使わないようにしましょう。”

”市販の離乳食は極力控えて、家で作りましょう”

 

と指示といいますか、提案されていろいろ試行錯誤を繰り返しつつ離乳食を手作りしていたのを覚えています。

 

初めての子供というのもあったのかもしれません。その頃は毎日一日中娘のことを考えていて正直言うとホトホトに疲れ切っていました。今考えるとかなり頑張りすぎていたと自分でも思います。(苦笑)

 

娘は食パンは比較的よく食べていました。もちろんその食パンは手作り。

 

ヤマザキパンとかパスコとか市販のものに比べるとそこまでふわふわ柔らかくは焼けないのですが、娘がもぐもぐと食べてくれるのはやっぱり嬉しかったです。

 

 

そんなある日、旦那の母親が1歳になったばかりの娘を預かってくれると言ってくれました。

 

あっという間に過ぎ去っていった育児の1年を思い返して、日中1日でも自分だけの時間を持ってもいいかなと思い、言葉に甘えて娘を一日預けることにしました。

その日は出来るだけ旦那のお母さんに負担を与えないようにと、私が作ったお弁当を娘に持たせました。久しぶりにゆっくり家で過ごして昼寝までして、一人の時間を楽しむことが出来ました。

 

夕方になってちょっとリフレッシュした気分で、恋しささえ覚えながら娘を迎えに行きました。

 

旦那のお母さんに手を引かれながらよちよちと私の方に歩いてくる娘の姿を見つけて、初めに目についたのが手に持ってる菓子パンでした。

 

私は、虫歯を気にして甘い物をさけていましたし、娘には薄味を心がけていたのでビックリしました。

しかも、添加物のある色のついた菓子パン。一瞬血の気が引く思いでした。

 

娘は、まだ1歳になったばかりだったと思います。一瞬旦那の母親に怒りさえ覚えました。。
さすがに表には出しませんでしたが、

 

今までの私の苦労が。。。何してくれてんの???信じられない。

 

こんな感じでいっぱいでした。

 

でも、旦那の母親は

 

「このパンが好きなのね〜。バクバク食べてるわよー。お腹もこんなにパンパン。ハハハ」
と笑っていました。

 

娘を奪い返す勢いで、2,3言葉を交わしてそそくさ家に帰りました。

 

旦那にその時の状況を話しながら、悔しさが湧き上がってきて涙さえ浮かべたほど動揺していたのを覚えています。

 

旦那は旦那の母親が私が娘のご飯にそこまで気をつかってるのを知らなかったんだから今日のことはしょうがない、でも気持ちはわかるよ。次会った時にまだ添加分の多いものとか、甘いものとか濃い味のものは与えないように言うから。と言ってくれてとりあえずその日は落ち着きました。

 

でもその日から、娘が菓子パンを欲しがるようになったのは言うまでもありません。

 

スーパーに行くと
「これー、これー!」と指を指します。

 

お気に入りのふりかけでご飯食べようね、お豆腐のハンバーグ作るよっとどうにかなだめても一向に引く気配がなく毎回の買い物がバトル状態になり始めてきたので、出来るだけスーパーのパン売り場は避けて近づかないようにしていました。

 

そんなこんなのある日、旦那に娘を預けて美容院にいきました。シャンプー&セットしてもらってリフレッシュして家に帰ると娘が妙にニコニコ、ハッピーな感じ。

 

子供の笑顔はやっぱりいいですね、こっちの気分も良くなります。

それで何気なくなんかいいことあったの〜?と聞いてみると、

「パパ、パン!」 と即答が帰ってきました。

 

はっ?と一瞬思い、これまた何気なくゴミ箱に目がいきました。

 

ゴミ箱をみると、空の菓子パンの袋がふわっと浮いています。。。

 

旦那に問い詰めると、欲しがるから買ってあげたと言います。

 

もう力が抜けました。
今までの頑張りは何だったのか。。。一瞬であきらめモードに変わりました。

 

菓子パンを食べてニコニコ機嫌のいい娘をみると、自分は間違ってたのかもとも思ったのも事実で、菓子パンは子供には絶対ダメとそこまで気にするのもよくないかなと思い始めたんです。

 

それからは、毎日じゃありませんが、ご褒美程度に菓子パンを買ってあげるようになりました。

 

心配とは裏腹に、娘は健康に育ってます。

 

肥満とかではありませんし、子供でも菓子パンを食べる量と機会をある程度コントロールすればそんなに与えて悪いものじゃない、と最近は思っています。

 

今思えば初めての子供で、神経質になりすぎていたのかもしれません。

 

Posted by MIC