いたずらっ子よりも難しい遠慮する子供への配慮
皆さんは、子どもの時どんな性格でしたか?
私は以前保育士をしていたのですが、どんないたずらっ子よりも難しいのが「遠慮する子ども」への配慮でした。
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子どもによって性格は多種多様で、親目線ではどのようにしてあげたらこの子の為になるのだろうと悩むことも多いはず。
団体生活の中では遠慮をしてなかなか自分を出すことが出来なかったり、遠慮をしていることすら気づかれずに過ごすことになると、その子にとってあまりいい環境とはいえませんよね。
そこで、遠慮してしまう子どもの気持ち、大人の配慮・対処法を保育士目線で書いていきたいと思います。
遠慮する子どもの気持ちって?
自我が芽生えた頃の子どもたちは、「自分が」「自分の」という考えになる事が多いですよね。
では、遠慮がちな子どもの気持ちってどんなものなのでしょうか?
子どもたちの世界の中心となっているのは、親です。
小さな子供でも親に
・喜んで欲しい
・褒めて欲しい
・見て欲しい
という気持ちを持っています。
そんな大好きな親が忙しそうであったり、話を聞いてもらえない・怒られるなどの経験が続くと甘えたい自分の気持ちを抑制してしまうことがあります。
親以外にもその子の周りを取り巻く環境や人々が子どもの考え方に影響していく時期ですので、必ずしも親の行動や反応だけが理由とは言い切れませんが、
子どもたちは私達、親が思っている以上に親のことを本当によく見ています。
そして、親がどう感じているかをちゃんと肌で心で感じています。
なので親のイライラを感じたり、自分に目がいっていないと感じると、反抗するとは逆に、遠慮という面に走っていくことはよくあります。
また親が必要以上に心配するのを見て、”心配させてはいけない”と言いたいことを言わずに我慢する、そして
遠慮や我慢をすることで、自分はいい子だと思われたいと思っている可能性もあります。
なので、自分の意思とは真逆のことを受け入れたりすることもあります。
親は親で、本音を言わない子供を心配して、さらに必要以上に心配してしまう、という悪循環に陥ってしまうということもあるようです。
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親の対処法は?
まず大人の私達が理解しなければいけないのは、遠慮というは大抵の場合いい事だということ。
そして私が遠慮する子供に対していいと思う対処法は、まず
子供の”遠慮”を受け入れることです。
そしてその後に、遠慮した理由を聞いてあげましょう。
遠慮はしてもいいのです。しかしその後で子供には
自分の気持ちをきちんと言葉に出来るように、促してあげることが大事なのです。
自分の気持ちをきちんと言えるようになれば、遠慮がちな子供でも大きくなってから困ることはありません。
大人だから、親だからといっても私達は誰一人完璧ではないので、時にはイライラしたり、必要以上に心配したりするのはよくあること。
もし自分の子供が遠慮し過ぎるような気がすると思っても、自分を責めずに深呼吸をして、気分転換をしながらおおらかな気持ちで子供と過ごしましょう。
TVなどは見ないで、忙しいときでも親子で話す時間を作ることも大事です。
寝る前の時間やお風呂の時間などを有効に使いましょう。
遠慮をするというのも一つのその子の性格ですので、子どもがしんどくならないように息抜きの時間を持たせることも大切です。
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人に対して気を遣う子供も何かを学んでいる最中
大人との関わりはこちらから導くことが出来ますが、子どもたち同士の関わりを理解するのは結構難しいものです。
子供たちの間では少しずつ遊びの中で複雑なルールができてたりすることもあります。
子供で多いのはおもちゃの取り合いですね。気の強い子はとりあえず他の子のおもちゃを奪い、気の弱い子は黙ってすねる。
優しかったり気を遣えたりすることはいい事ですが、親としては我慢しているのではないかと心配になりますよね。
でもここで、親が子どもと子どもの関わりの間に入ってはいけません。(あまりにひどくなってきたら止めるのはありですが)
自分で物事を解決する練習を今、子どもたちはしているのです。
なるべく見守り、気になることがあるようならその後で二人でゆっくり話せる時間を作ってみましょう。
子どもの気持ちを詳しく聞いて、「そんな風に思っていたんだね。」と同意したり、「貸してほしかったんだね、そんなときはお友達に言ってもいいんだよ。」ということを伝えてそれからの遊びを見守りましょう。
そして自分の気持ちをきちんと言えた時は、きちんと褒めてあげることです。
遠慮しすぎはしんどくなりますが、それをうまくセーブできるようになると、
それはその子の力強い長所になります。
遠慮ができるって自分より人を優先できる優しさが出せるということ。
子どもたちは、様々な人との関わりの中で色んなことを学んでいきます。
ぶつかることもあるかと思いますが、親が安心できる存在でいてくれることで子どもたちはどんどん強くなっていきます。
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