お砂糖っていつから日本にあるのかご存知ですか?やっぱり中国からでした。
砂糖は薬だった?!砂糖の歴史とその効能について調べました!
砂糖はそもそも中国から伝えられたもの、砂糖が輸入されたのは8世紀のころです。
8世紀だと奈良時代や平安時代あたりですかね。
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沖縄や鹿児島などでサトウキビを栽培していることから、昔から日本にあると思っていた方も多いんじゃないでしょうか。
聖武天皇(しょうむ・てんのう)(奈良時代の第45代天皇だった人です。)のゆかりの物が治められた、
東大寺の正倉院(そうしょういん)という宝物庫(ほうもつこ)に、その記録が残っていました。
輸入された当時はものすごく高価な、薬として扱われていたようです。
当時はもちろん精製技術もないので、キビを熱して固めた黒糖のようなものでした。
でもこんなに甘いもの、食べたことなかった古代の日本人は、相当驚いたでしょうね。
とはいえ、相当高価なものだったため、本当に一部の上層階級の人しか口に出来なかったそうです。
その後1800年代に、鹿児島県の奄美地方で栽培したサトウキビを使って、砂糖を抽出するようになり、国産の砂糖が生産され始めました。
こうして大量生産されるようになり、日常で多用されるようになったようです。
砂糖はもともと薬用として扱われていましたが、今ではもう何にでも入ってる調味料でもありますね。
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砂糖は脳への栄養分
例えば「糖分は脳の栄養になる」なんて話、聞いたことありませんか?
本当に脳は糖分を栄養としているんです。
人の脳には記憶を担当する海馬という部位がありますが、この海馬はブドウ糖を栄養としています。
信じる信じないは別として、ネズミを使った実験で実際に立証されたのは事実。
ブドウ糖を与えたラットは与えなかったラットよりも記憶が向上するのがはっきりしたそうです。脳的に言うと海馬の能力が向上したということですね。
となると、つまり勉強をする前に糖分を取ると、脳が効率よく働いてくれるということです。
とはいえ、お砂糖はカロリーが高いし、糖分のとり過ぎも気になるという方も多いでしょう。
そう思う人は、摂取する量と、お砂糖の種類を見極めればいいのです。
お砂糖は上白糖やグラニュー糖などのように精製されたものと、黒糖などのような生成されていないものがありますね。
精製された白いお砂糖というのは、甘みをよりダイレクトに強く感じられるよう作られています。
一方、黒糖など精製されていないものは、ミネラルなど本来の成分を残しているので栄養豊富です。
お菓子作りやコーヒーに使用する場合は、より甘味を感じるよう上白糖がおすすめです。
でも、糖分を控えたい方やミネラルを摂取したい方は黒糖やキビ砂糖がおすすめ。
色がついているものはミネラルなどの成分が残ってると考えていいでしょう。
糖分過多にならないように、うまく知識を使うことが大事です。
また最近は甜菜糖(てんさいとう)なども市販で売ってますね。
ひらがなで書くと名前がなんともカッコいい(笑
これにはオリゴ糖が含まれているので、脳だけじゃなく腸の栄養にもなるようですよ。
このようにお砂糖と一言で言っても、様々な種類や効能があるので、自分の体調や使う料理に合わせて変えてみるというのも面白いかもしれません。
お砂糖は一見、控えた方がいい調味料のように言われますが、でも私たちの身体を維持するのにとても効果があるものです。
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砂糖で落ち着く?
脳の影響になるだけでなく、精神を落ち着かせるのにも糖分が効果があると言われています。
大きな災害などがあったとき、子供は癇癪(かんしゃく)を起こしやすくなることがあります。
こうしたときに、お砂糖などで甘くしたホットミルクを飲ませると落ち着く場合があるそうです。
もちろん摂りすぎは断じてよくないですけど、お砂糖は、少なからず精神を落ち着かせてくれる効果もあるということです。
そういえば、寒い朝に暖かい飲み物にお砂糖を入れて飲むと、何だかホッとするときがありますよね。
寒くなる季節は、適量のお砂糖で、心も体もリラックスしましょう。