イジメ問題を学校が解決することを期待するのはどうなの?

近頃は夏休みなど長期の休み明けに、子供が学校を不登校になりがちなことは知られるようになりました。
不登校になる理由は様々ですが、問題なのはイジメ。
イジメは大昔からあると言われているけれど。
イジメ問題は大昔からあるものですが、ネットが普及した今ではSNSなどネット上でもイジメ問題が起きるため、機械に疎い者では問題を解決することは不可能な状況です。
イジメは人に気付かないところで陰湿に行われるので、生徒がイジメに合っていても自分の子がイジメに合っていても先生や保護者が気付くことはありません。
大人が気付く頃にはイジメは深刻化していて、大人が間に入って解決しようとしても、また大人の目の届かないところでイジメをする。
被害者が知られると、加害者は別の子をターゲットにするだけで、イジメが無くならないのは今も昔も同じです。
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イジメ気質のある子には「痛み」を教えてコントロールする力を身に着けさせるべき
いじめる子は「いじめ」が興奮剤になっているのか、ある意味イジメが「中毒性」のある行為になっている可能性があります。
残念ながら「気質は変わらない」と言われていますが、気質をコントロールする術は子供でも学べるはずです。
民間の学校であれば学校側に強い権限があり、イジメの加害者を学校から追い出すことは出来るのですが、公的な学校だと加害者の人権も配慮され被害者は救われない。
イジメ問題を対処するには、まず親の世代と子供の世代は違うことを大人が自覚する必要があります。
親の世代は教室にクーラーがないことは当たり前でしたが、温暖化が著しく進む今日では教室で勉強をしていても熱射病になる時代です。
(地球の気温の変化は統計で明らかになっているのです)
なので今はクーラーを設置している学校がほとんど、時代と共に物事への対応も変わってきているということです。
親の世代は私達の時にもイジメ問題はあったのだから、子供にもイジメは「自分でどうにかしなさい」というスタンス。
しかし、温暖化のように個人レベルの頑張りではどうにもならないのが今のイジメ問題です。
イジメを知った大人は暫く様子を見ていようとノンキなことをいっている間に、イジメ被害はネット上にも拡散。
一度ネットに拡散してしまうと収拾不可能になることは多々あります、イジメに気付いたら直ちに大人が介入すべき、私はそう思うのです。
ネットの普及によりイジメは学校内だけで済まなくなっているのですから、介入すべき大人は学校の先生ではなく専門家に任せる。
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イジメは刑事事件として扱われてもいい
学校の先生では加害者の立場も考慮しなければいけません。昔は先生に威厳があったので、叱られた生徒が改心する機会もあったはずですが、
モンスターペアレントを苦慮するような状況では今や教職員がイジメ問題を解決することは難しいのが現実です。
イジメ問題は刑事事件として扱う、そのために学校はイジメ問題が起きた時ようにマニュアルを作っておき、先生はそれに従えばいいようにしておく。
マニュアルがあるのに従わない教職員は業務怠慢で処罰される、刑事事件を起こすような生徒は学校ではなく更生施設に預けられる。
ここまでしないとイジメを受けた子供は救えない、ここまでしないから教育現場は崩壊しているとしか思えません。
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