HSP繊細さんは「タイミング」を見極める能力を磨くべし!

繊細さんであることは病気でも障害でもなく、その人の性格。でも残念ながらその性格を問題点として見ている人が多いようです。

何度でも言いたいのですが、繊細であることは障害でも病気でもありません。理解して上手に付き合って一緒に成長させていくものとして捉えていきましょう。

外向的な人の中にも”繊細さん”はいる

繊細さんは内向的な人の性格の中にある特性と思われがちですが、外向的な人にも「飲み会は好きだけど家では一人でいたい」とか、「ホラー映画なんて見れない」「うるさい音がいや」とか「すぐいろんなものに圧倒されてしまう」とかそういう人は結構います。

以前、大学で誰とでも気兼ねなく話す、おしゃべり上手でユーモアもあって、どこにいてもリラックスしてて、その場の雰囲気を明るくしくれるアメリカ人の女性と何ヶ月か同じグループで勉強していたことがあります。

彼女はまさしく”外向的”な人なのですが、家では一人でいたい、部屋はちょっと暗め、強い光とかうるさい音楽はきらいとかいろいろ好き嫌いをはっきり言葉にしていました。

なので内向的だから繊細なのではなく、どんなタイプの人も”繊細さん”である可能性はあるわけです。

”繊細さ”をどう取り扱ってるかがあなたの人生を作っている

繊細なのは育った環境が影響してると思っている人は結構いるでしょう。でも生物学的には”繊細さん”は生まれつき、ついてきた性格の特性だと言われています。

ものすごく繊細な親を持った明るく何にも物怖じしない子供もいますし、自信満々の細かなことは一切気にしない親にとても繊細な子供がいる場合もあります。

その”繊細さ”を自分がどう取り扱っているかが今までの人生に影響を与えています。

”繊細であること”は良し悪しの問題ではなくて、どんな風に対処するかが人生や日々に影響します。

これは”怒りっぽい”とか”イライラしやすい”とか、”鬱に陥りやすい”とかとある意味同じなような気がします。

全力で適した場所や環境に身を置く

誰にでも得意なこと、すごい好きとは言わなくてもやって苦にならない仕事というのはあります。生きて行くために誰かの下で働いて給料をもらうという生活をしている人もたくさん、というかほとんどの人がそうだと思います。

繊細さんは文字通り繊細なので、働く環境は繊細でない人と比べて何十倍も重要な要素になります。そして繊細さんの能力は受け入れられる許容の環境の居心地の悪さを超えた場所にいると1ミリも使い物になりません。

なので繊細さんは適した場所に身を置く必要があります。仕事が限られている地域にいるなら生活費を稼げる仕事がある地域に引っ越すことも視野に入れてもいいでしょう。

家族がいるからと同じ地域に我慢してストレスでいっぱいの人生を送るよりは、引っ越してしまった方が断然いいと思うのです。

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仕事で辛くなったら上司に折り合いのつく環境を提案してみる

あなたが今仕事で苦しい思いを感じていて、それが”繊細”であるからだと思うのなら上司と話して環境を折り合いのつく範囲で変えてもらうのも試してみる価値はあります。

その結果で「得るもの」「失うもの」の比率を考える必要はありますが、行動は苦痛の限界に達する前に起こすべきです。

苦痛が限界に達してからの行動は、傷跡が残ります。苦痛が限界に達する前なら、理性的な判断ができるようになります。

繊細さんは「タイミング」を見極める練習をしなければなりません。繊細だからといって、か弱いわけでは決してありません。繊細でも強く生きていけます。

それと心理学の研究によれば世界の人工の20%はHSPの素質を持っているらしいです。日本人にはかなりの割合でその素質があるらしいです。

なので自分がHSPであること、どんなことにストレスを感じてしまうのか、敏感になってしまうのか、でも仕事はやり続けたいという事を話せば理解してくれる上司は結構いるかもしれません。

期待は禁物ですが、仕事から精神的なダメージでその先の何十年を惨めなものにすることだけは避けたいものです。


繊細であることはいいことです。どう付き合っていくかで繊細さんの人生は豊かで満たされたものになります。

参照元:https://www.choosingtherapy.com/highly-sensitive-person/
参照元:https://www.sensitivetherapist.com/highly-sensitive-client

Posted by MIC