”とりあえず大学”の学部選び 数学物理が苦手なら「法学部」が一番現実的
とりあえず大学に行こうというのは特におかしな考えではないし、それほど悪いことではないと思います。なぜなら大学に行けば道が開かれることが多いからです。
大学に行くことには ”とりあえず” でも「価値がある」のです。たとえば、医者になりたければ医学部に行かなければ医師国家試験を受ける資格さえありません。
解剖学の本を100冊読破して知識は十分にあります、なので私には医者の資格があります。とはいきません。
医療行為は医学部を出て国家試験に合格しなければ出来ないのが現実なのです。
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医学部などの何か資格を得るための学部だけではなく、法学部や経済学部のような文系学部であっても、高校卒業した後にそのまま就職するよりもいい待遇で会社に迎えてもらえます。
職業はあなたの人生の最低でも3分の1を占める言っても過言ではないでしょう。高卒で闇雲に就職するよりは1~2年じっくり吟味する時間をとってもいいものです。
”とりあえず大学に行く” でも国立大学を選ぶ方がいい
悲しいことというか当たり前のことというか、”とりあえず大学に行く”でどの「大学」でもいいかというと、そういうわけではないです。
大学によっては卒業生が大手企業に毎年採用されている大学とそうではない大学との差は結構あります。
文系の場合はまともな大学とよばれている大学、国立大学の法学部や経済学部を卒業しないと大卒らしい仕事につくことは難しいです。
ただ、これは文系の話であって、理系の場合は偏差値に関係なく、実学系、とりわけ電気系の場合はかなり就職では有利に働きます。それに、理系の場合は学部を卒業してそのまま就職するよりも修士課程まで進んだほうがいいとされています。
しかし、これもまともな理系の実学系大学に行った場合であって、怪しげな私立大学や国立大学でも文学部に行ってしまうと、その後は悲惨な結末しかありませんの。
なので、もしとりあえず大学に行くという風に思っている高校生がいるのならば、しっかりとした国立大学に入ることができるだけの学力をつけなければならないとは思います。
「とりあえず大学に行く」というのをネガティブに捉えている人もいますが、私からすると特におかしな考えではありません。
100%将来やりたい事がわからなくてもいいのです。ただ先を考えてかしこく ”とりあえず” を遂行するのです。
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じゃ、とりあえず大学に行くで選ぶ学部はどれがいい?
とりあえず大学に行こうと思ったのならば、今度は具体的にどのような学部に行くかを決めなければなりません。
しかし、多くの場合とりあえず大学に行こうと考える層というのは今まで勉強をやってこなかった人たちの集まりだったりします。
そのような人が受けることができるところといえば、数学がなくて受験できる私立大学くらいですね。
ここで「ちょっとまった。」
かけて数学や物理を勉強して国立大学の工学部を目指すのがコストパフォーマンスがいいことになるといくらいったところで「とりあえず大学に行こう」という人には聞き入れてもらえません。
なぜならば、このような人というのはすでに数学や物理、化学といった人類の英知が詰まった学問を理解できずにいる人たちだからです。
このような人たちは数学アレルギーや物理アレルギーの持ち主なので、ここはあえて彼らを尊重して理工学部への進学をしろというのはやめて、数学が出来なくても進学できるところを私はお薦めします。
その学部は「法学部」です。
普通多くの文系の人は法学部ではなく、なんとなく経済学部を勧められるかもしれません。
でも経済学部は大学によっては数学ができないと大学の単位を取得するのにたいへんな授業もある大学もあります。
数学が全くできなきなくても暗記一般やりで乗り切ることのでき、しかも文系の中では就職でも不利にならない私立の法学部を狙うのが彼らには一番現実的な目標となるはずです。
極端ですが私立文系は英語は暗記、選択科目も暗記、国語は無勉で乗り切るという方法で大学受験を突破できることもあります。
配点の高い英語に8割の勉強時間を割けば、なんとか乗り切れる受験もあります。
理工学に比べると大企業に入社できる確率はかなり下がりますが、法学部の知識はどんな職種でも対応できる場面が大きいと言えると思いますよ。
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